生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

ありのすさび

2024-11-30 05:26:32 | 日々の暮らし
今年も沢山のお年寄りを見送りました。
生前の姿が思い出されて心が締め付けられる思いになります。
そんな気持ちを古代の人は「ありのすさび」と述べていました。
「あるときはありのすさびに憎くかりきなくてぞ人は恋しかりける」
 (源氏物語・桐壷)

近くにいる時には憎く思うこともあったが、いなくなった後になってみて、懐かしさがつのってくる。
「年の暮れ
ありのすさびに
いらついた
会えないいまは
恋しかりける」
      (私)

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人生稲光り

2024-11-29 06:54:59 | 日々の暮らし
なんでも欲しいものが手に入れば、幸福で悔いのない人生を送れると思っていませんか。
太閤秀吉は、大阪城内に黄金の茶室を造り、天下の名器、財宝を集め、美女をはべらせ 威勢を張っていましたが、聚楽第(じゅらくだい)の湯殿や便所にまで、隠し堀を引いて舟を浮かべ、いつ襲われても脱出できるようにしていたという。
辞世は『露(つゆ)とおち露と消えにし我が身かな難波(なにわ)のことも夢のまた夢』。
少年時代は裸でどこにも寝転んで自由気ままに過ごしていた、それを考えると人間の生きる目的はほかにあると述べているようです。 なんでも夢を叶えても、いつか崩壊するという不安があったのでしょう。
仏教は人生は、ただ一瞬の稲光り、朝露のようにはかないものである。
楽しみといっても夢幻でしかない。
この世の別れとなれば、妻子も財宝もなにひとつあてになるものはない。
独りでこの世を去らね ばならぬからである。 と説いています。
人は夢を追い、夢に酔うことを幸福と信じてしまいがちです。
真の幸福とは何か考えてみるのもいいの ではと思いました。
良寛が竹林で拾った欠けたお椀を幸せそうにお粥を入れて使っていた。 幸せとは心の中にある。 そう感じてならないのです。
私は布の切れ端さえも 捨てれない古い人間です。 それでお守り袋や物入れ袋を作ったりしています。 布切れが生き返った気がします。
これが元祖お布施(布の切れ端を頂く)です。        
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人生はイチゴ

2024-11-27 03:14:10 | 日々の暮らし
「君は苦しむために
生まれてきたんじゃない。
苦しみから抜け出し
生きることの素晴らしさを知るために生まれてきたんだ。
苦しみの先に喜びがあるんだ。
人生はイチゴの味さ。」
      (私)
甘酸っぱい味がするからさ。
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ミケランジェロの志

2024-11-26 03:00:50 | 日々の暮らし
89歳まで現役を貫いていたミケランジェロの言葉に
「私たちのほとんどが
真に恐れるべきことは
人生の目標が高すぎて
手が届かないことでは
なく、目標が低すぎて
簡単に届いてしまうことである」と述べたという。
フィレンツェのダビデ像を創造する時、ダビデ(理想)は、すでに大理石の中に潜(ひそ)んでいたんだよ。
「僕は石を刻んで、内なるダビデを取り出すだけで良かったんだ」。
だから高い志を掲げよ!
500年前イタリアの貧しき銀行員の子供に生まれ高い志と夢を抱いて89歳まで礼拝堂の天井画を描きました。
その時の言葉です。
「志に年齢はない。」
私も77歳の志を諦めないで貫きたいと思います。
紫式部がいた日本に誇りを抱いて。
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神の伝言

2024-11-25 01:53:31 | 日々の暮らし
「明日発する言葉が
 神の伝言」
(私•ヨハネフランシスコ)
明日声に出す言葉はすべて神からの伝言と思え。
それに気づくと悪い言葉は使えなくなるものだ。
言葉は心の鏡、神の声を発するのだとの気を持ちましょう。
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