良寛和尚は20年に及ぶ諸国行脚の後、ふるさとの越後に帰り、国上山の麓、草庵(五合庵)に住みました。
毎日、村々を托鉢してまわり、お布施の米が五合になれば庵に帰って来ました。
手ぶらの日もありました。ある時、藩主が大寺の住職として迎えようとしました。良寛和尚は次の一句を詠んでお断りしました。
「焚(た)くほどは
風がもてくる
木の葉かな」
大寺の住職になって禄(ろく)を頂かなくても、食べることくらい何とかなるという意味。
仏を信じて今日を生きれば明日のことまで気にしない。明日は明日これが良寛和尚の精神です。
皆様も安心して今日を生きてください。
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