道元は1252年54歳で亡くなりました。
弟子たちに
生きる指針となる言葉を残しました。
けっして忘れることのないようにと。
「八大人覚(はちだいじんかく)」を説きました。
1.小欲(しょうよく)
2.知足(ちそく)
3.楽寂静(ぎょうじゃくじょう)
4.勤精進(ごんしょうじん)
5.不忘念(ふもうねん)
6.修禅定(しゅぜんじょう)
7.修智恵(しゅうちえ)
8.不戯論(ふけろん)
1,小欲とは「未来に対して」欲を持ちすぎると、苦しみや悩みがふえて、かえってやすらかな生活ができなくなる。
欲こそが苦しみや悩みの種だから、持ちすぎないことと、説いている。
2.知足とは、「いままで得たこと」に満足して心安らかに生きることである。
こうして、ここまで生きられて、ありがたいことだ。
大好きな人と出会えて、まことに幸福だ。
どうにか三食無事に食べられ、健康で文句をいうことは一つもないと過去を振り返って満足して生きる。
これを知足の生活という。
欲を言えば限りがない。
ああ、これでよかったのだと「足る」を知れば苦痛から解放されると説いています。
3.楽寂静(ぎようじゃくじょう)
たまには世の中の雑音から逃れて、静かな場所に行きなさい。
4.勤精進(ごんしょうじん)
やりたいことを一つにしぼる。
5.不忘念(ふもうねん)
自分の「あるがまま」を受け入れる。
6.修禅定(しゆぜんじょう)
一歩引いて見つめてみる。
7.修智恵(しゆうちえ)
前向きな話を聞く。
8.不戯論(ふけろん)
口論中でも相手を傷つける言葉は使わない。
以上ですが、私は常に実行しているからかお年寄りから、あんたは何にも苦労がないみたいだね!と笑われています。いつも生かされている意味を自覚し、今日生きる糧に感謝。
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