「淡く光る季節に 君の沈む愁いに 心ときめいた」 そんな思い出がありました。 日本独特の情緒を表した言葉に「哀愁」「旅愁」「春の愁い」があります。 生理学的にも春と秋は、心身が季節の変化に追いつけず、自律神経が失調しやすいといわれ、はらはらと散る花びらにも涙するような心境に陥りやすく、鬱(うつ)状態になりやすい季節といわれています。 「憂い」と書くと心配や不安が重い意味合いになり憂鬱感が強くなるという。 お年寄りはこの時季、故郷に帰りたい、帰宅願望、兄弟に会いたいなどの発言が出て来ます。 気持ちがふさぐ情緒を 哀愁、春の愁いといいますので。 「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」 (小野小町) 桜の花の美しさはむなしくあせてしまったことだなあ。 長雨が降り続き、私がこの世で暮らし、もの思いにふけっている間に。 合掌
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