ピアノの神様

深夜ラジオで聴いたピアノの神様ホロビィツの演奏に感銘した。

ドイツでクラシック演奏会の前日ピアノの演奏家が病で倒れ、指揮者は街の演奏家を誰でもいいからと探して来た。聞きもしないでステージにあげた。
そのピンチヒッターとして、ぶっつけ本番で弾いて、一躍スターになったと言う人がホロビィツだ。

誰も真似ができない演奏で魅了する。
あまりのテクニックに悪魔とも言われた。


彼は

理性、

心、

技術

を信念としていた。

理性があるから、悪魔との境まで行ける。

心がなくてはただの機械だ。

技術がなくてはアマチュアに過ぎない。


芸術だけでなく、参考になる言葉だと思った。


彼が78歳の時に来日して、NHKホールでリサイタルがあった。

その時の専門家の批評が

「ひびが入った

骨董品」だった。


楽屋裏でホロビィッツも分かっていたようであまりのできの悪さに夫婦で抱き合って泣いたそうだ。


原因は薬ずけだったためで、薬を止めて、再来日して汚名を挽回したと言う。


彼が亡くなる数年前の81歳のライブをテープで聴いた。

シューマンの

トロイメライだ。

あまりの情感と

せつなさと、

感謝とか

人生を語りかける
ような終わり方に。

観客の拍手が鳴りやまなかった。

こんな

トロイメライは

聴いたことがなか
った。


涙が出るくらい

感じる演奏だった。


人生の演奏

それは自分がどう
表現するかだ！


優しさ感謝の表現が

できたら幸せだ。

人生の演奏

あなたはどのように

演奏しますか？

合掌