シニア会で来週鎌倉にお花見に行きます。
古典より桜のお花見の歌を紹介します。
「ひさかたの
光のどけき
春の日に
しづ心なく
花の散るらむ」
(紀貫之)
こんな日の光が、のどかに射している春の日に、なぜ桜の花は落ち着かなげに散っているのだろうか。
「花見にと
群れつつ人の
くるのみぞ
あたら桜の
どかにありける」
(万葉集 西行)
花見の客が、大勢押し寄せてきて、騒々しいな!
これもこの寺の桜のせいだよ。
「山里の
春の夕暮れ
来てみれば
入相(いりあい)の
鐘に
花ぞ散りける」
(新古今集 能因法師)
春の夕暮れどきに山里を訪ねてみると、夕暮れにつく鐘の音につれて桜の花が散ることよ。
「またや見む
交野(かたの)のみ野の
桜狩り
花の雪散る
春のあけぼの」
(新古今集)
この桜の花を
また見ることがあるだろうか、
おそらくあるまい。
交野の野の桜狩りよ。
「世の中に
たえて桜の
なかりせば
春の心は
のどけからまし」
(伊勢物語 在原業平)
この世の中に、もしもまったく桜というものがなかったならば、
春を過ごす人の心はさぞ、のんびりと落ち着いたものであったろうに。
「桜花
散りぬる風の
なごりには
水なき空に
波ぞ立ちける」
(紀貫之)
桜の花が散ってしまったあと、
花を散らせた風の名残として、水のない空に花びらの波が立っていることだ。
空に舞い上がった桜の花びらを波に例えている。
「さまざまの
こと思い出す
桜かな」
(芭蕉)
「散る桜
残る桜も
散る桜」
(良寛)
今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でも、いつかは必ず散る。
そのことを心得ておくことと辞世の句を詠んでいます。
桜の咲く頃の気候は変わりやすく、急に冷え込む、花冷(はなび)えがありますのでお体には気をつけましょう。
今日は夜勤です。
頑張って来ます。
合掌
古典より桜のお花見の歌を紹介します。
「ひさかたの
光のどけき
春の日に
しづ心なく
花の散るらむ」
(紀貫之)
こんな日の光が、のどかに射している春の日に、なぜ桜の花は落ち着かなげに散っているのだろうか。
「花見にと
群れつつ人の
くるのみぞ
あたら桜の
どかにありける」
(万葉集 西行)
花見の客が、大勢押し寄せてきて、騒々しいな!
これもこの寺の桜のせいだよ。
「山里の
春の夕暮れ
来てみれば
入相(いりあい)の
鐘に
花ぞ散りける」
(新古今集 能因法師)
春の夕暮れどきに山里を訪ねてみると、夕暮れにつく鐘の音につれて桜の花が散ることよ。
「またや見む
交野(かたの)のみ野の
桜狩り
花の雪散る
春のあけぼの」
(新古今集)
この桜の花を
また見ることがあるだろうか、
おそらくあるまい。
交野の野の桜狩りよ。
「世の中に
たえて桜の
なかりせば
春の心は
のどけからまし」
(伊勢物語 在原業平)
この世の中に、もしもまったく桜というものがなかったならば、
春を過ごす人の心はさぞ、のんびりと落ち着いたものであったろうに。
「桜花
散りぬる風の
なごりには
水なき空に
波ぞ立ちける」
(紀貫之)
桜の花が散ってしまったあと、
花を散らせた風の名残として、水のない空に花びらの波が立っていることだ。
空に舞い上がった桜の花びらを波に例えている。
「さまざまの
こと思い出す
桜かな」
(芭蕉)
「散る桜
残る桜も
散る桜」
(良寛)
今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でも、いつかは必ず散る。
そのことを心得ておくことと辞世の句を詠んでいます。
桜の咲く頃の気候は変わりやすく、急に冷え込む、花冷(はなび)えがありますのでお体には気をつけましょう。
今日は夜勤です。
頑張って来ます。
合掌
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