インドの宗教家が 「人には二種類しかない。 覚醒している人と、眠っている人だ」 と述べています。 この意味は、目に見える世界は夢の世界に過ぎない。 日常起きている地位や名誉や不幸や災難や物質的世界はすべて夢の世界なんだ。 だからほとんどの人は眠っている。 自分とは何なのだ、本当の世界とは何なのだと魂の自分に気づいた人が目覚めた人なのだと述べています。 日々の暮らしで働いたり勉強したり、泣いたり笑ったり、お金を稼いだり、地位や名誉を競ったり、得意気になったりしていることは すべて眠って夢をみているに過ぎないのです。 本当の世界とは何なのだと気づいた人が覚醒(目覚めた)された人なのだと述べています。 人は夢を見たまま亡くなるのでしょうか。 私の上司が亡くなる時 「そうか人生とはやっと分かったよ」 と言って息を引き取りました。 ずっと心に残っていました。 きっと夢から覚めたの だと思います。 人はこの世に生まれて来たのは、魂を浄化するためだと言われています。 生きている間に作ったカルマ(業)や我欲(自分ひとりだけの利益や満足をもとめる欲望)がアカとなって付着します。 生きている間に浄化できなかったカルマや我欲は次の人生に持ち越されます。 病気や不幸は浄化のひとつの手段になるので ありがたいことなのだといいます。 自分を見つめなおし、カルマや我欲から目覚めさせる切っ掛けになるからです。 人生に起きることはすべて必要なことだからです。 禅語に 「一心不生(いっしんふしょう)」 という言葉があります。 この世の出来事はすべて仏によってあなたに与えられたものです。 それを分別なく受け止め、自分にとってよきものとして考えること。 それを一心不生といいます。 人間は生きている限り 、さまざまな問題にぶ つかるものです。 小さな問題から大きな問題まで、厄介で面倒なことばかり起きます。 問題はほっとかないで、小さな内に次々に 解決することが大切で す。 大きくなると解決は大変です。 すべて神から与えられた問題なのですから。 今日も目覚めると夢の世界が待っています。 少しでも夢から覚める 気づきになれば。 合掌
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