生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

心を与える

2024-12-07 05:02:42 | 日々の暮らし
『親切で慈(いつく)しみ深くありなさい。
あなたに出会った人が、誰でも前よりももっと気持ちよく明るくなって帰るようになさい。
親切があなたの表情にまなざしに、ほほえみに温かく声をかける言葉にあらわれるように
子どもにも貧しい人にも苦しんでいる孤独な人すべてにいつでも喜びにあふれた笑顔をむけなさい。
世話するだけでなく、
あなたの心を与えなさい』。
(マザー・テレサ)
シスター達が貧しい人を愛する理由のひとつに、貧しい者は金持ちよりもよく笑うからという。
マザーのいるところどこでも、笑いが溢れているという。
あらゆる避難民の人に希望の笑みがこぼれますように。
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清らかな心

2024-12-05 03:00:07 | 日々の暮らし
今日はお釈迦様の弟子の話しとして伝えられている
「貧乏を買ってくれる人」を紹介します。
『誰一人身寄りのないおばあさんが村の長者の下働きをして、かろうじて日々生活していました。
体もきかず、そそうばかりして、孫みたいな小娘たちにどやしつけられていました。
台所のすみで、はいつくばるようにして生きていくしかありません。
あまりに情けなくて、近くの川に水汲みに行っては、さめざめと泣いていました。
そこへ、ある日、一人のお坊さんが通りかかりました。
「何が悲しくて泣いているのかな」
おばあさんの訴えを聞いたお坊さんは、こう言うのです。
「そんな貧乏な身の上が切ないのなら、その貧乏を売ってしまったらどうかな?」
おばあさんは、びっくりしました。
「貧乏を売るといっても、買ってくれる人などいるわけがございません」
「いや、それを買ってくださる人がおられるのだ。
それを教えてあげるから、私の言うとおりにするんだよ。
まず、川で体を清めなさい」
おばあさんは、いぶかしげな顔をしながらも、言われるとおりにしました。
「体を清めたら、お布施をするのだよ」
「でも、お坊さま、私はこのとおり何一つ自分の財産など持っておりません。
この水がめもご主人様のものでございます」
「いやいや、おばあさんも尊い財産を持っているんだよ。
そのかめにきれいな水を汲んで、私に供養をしてくれないか」
おばあさんが川の水をすくって捧げると
お坊さんは
「貧乏を買ってくださるのは、仏さまなんだよ。
清らかな水で体を清めたように、自分の心を清めれば、それが何よりも尊いおばあさんの財産だ。
そして、きれいな水を私に捧げてくれたように、その清らかな心を、人様に差し上げるのだよ」
ご主人やまわりの人への恨みの心を、ここで捨ててしまいなさい。
今日から、みんなに喜んでもらうために自分のできることを精一杯やろうと、それだけを考えるようにしなさい。
それがお布施なのだよ。
どうだね、おばあさんにもできるだろう」
おばあさんは、うなずきました。
「今夜みんなが寝静まったあとで、一心に仏さまを念じなさい。
仏さまは、いつもおばあさんのそばにいて、全部聞いてくださりますよ」
おばあさんは生きる元気が出ました。』
こんなお話です。
この世は忍土(にんど)と呼ばれ、様々なことを忍ばなくてはなりません。
どんな試練も、どんな仕打ちを受けても耐えていかなくてはなりません。
それを忍辱(にんにく)といいます。
いまの境遇を恨むのではなく、積極的に受け入れてへこたれずに、明るく思いやりの心を倍返ししてお布施をすれば、仏さまが、貧乏を買ってくれるのです。
いや、貧乏が逃げていくと私は思います。
毎日シャワーで体を清める時、嫌なことは水に流して、心を清めてください。
あなたのお布施は清らかな
心なのだから。
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涙の金時計

2024-12-04 01:21:09 | 日々の暮らし
傾聴ボランティアである女性のお年寄りのお部屋に行きました。
タンスの上に金色の豪華な置時計がありました。
聞くと、定年まで働いたご褒美で戴いたとのこと。 貧しい家庭に生まれ幼い頃から働きに出された。
給料日を楽しみにしていたら、さっきお父さんが来て持って行ったよ。
お父さんは働かないで毎日酒浸り、パチンコばかりしている。
給料全部使ってしまったという。
兄弟にもバカ者扱いで意地悪ばかりされた。
親が違うのかと母親に泣いて聞いたが何も答えなかった。
耐えきれなくなって家出した。
東京で働き汗と涙の私の記念品さ。
私は涙がにじんで来ました。
「悲しむ人は幸せ」 (聖書マタイ5.4) という言葉を話しました。
悲しめば幸せになれるということではありません。 悲しむこと自体が幸せな訳でもありません。
人は希望を見失う時に悲しむものです。
そんな時に希望を与えるイエスの言葉です。
闇に光が灯され明るくなるように悲しみの心にも喜びを見いだし生きる力を与えられますと言う言葉です。
あなたは希望を見つけて生きたから、幸せの人生を送られたのです。
この時計はいつまでも動き続けてあなたを見守っいることでしょう。
本当に辛い人生を頑張って生きましたねと手を握りお別れしました。
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かきくけこ続き

2024-12-04 01:06:52 | 日々の暮らし
数年前、大島武先生(大島監督・小山明子さんの息子)が講師でコミュニケーションについての研修を受けたことがあります。その中で監督が要介護状態になった時の「ありがとう」のくだりの話をされていたことを思い出しました。また働いていた老人施設の入居者で数学の教師をしていた方が小山明子さんを教えたことがあるそうで居室に写真を飾られていたことも思い出しました。
何だかんだで繋がっているのですね。
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かきくけこ

2024-12-03 22:25:43 | 日々の暮らし
来月90歳を迎える俳優の小山明子さん(故•大島渚監督の妻)。
現在神奈川県藤沢市にすんでいる。
彼女が大切にしている言葉に「かきくけこ」があります。
「か」感謝、感動。
「き」興味。
「く」工夫。
「け」健康。
「こ」好奇心、転ばない。
特に感謝は大切。
脳出血で体が不自由になった夫から17年に及んだ介護に、いつも「ありがとう」と言ってくれたから。
彼女は介護時にうつ病、乳がん、心臓病、肺がんの手術をしたという。
それから「かきくけこ」ができたと言います。
本当に同感です。
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