5/26(火) 11:25配信 スポーツ報知
26日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、賭けマージャンで辞職した黒川弘務前東京高検検事長(63)の処分を巡り、首相官邸に報告した法務省は国家公務員法に基づく懲戒が相当と判断していたが、官邸が懲戒にはしないと結論付け、法務省の内規に基づく「訓告」となったことを取り上げた。 黒川氏への訓告処分についてコメンテーターでジャーナリストの青木理氏は「社会に与えた影響とか職責を考えれば本来、普通より厳しくするべきだと思うし、多くの人がそう思うと思うんですけど。どう考えても甘い」とバッサリ。 さらに「国家公務員法の懲戒する権限というのも内閣にあるわけですね。訓告というのは法務省の内規に基づく処分なんですよ。懲戒にするかしないかというのは一義的に検事総長でも決められなくて、やっぱり内閣が判断しないと決められないんですね。なのに法務省が言ってきたというのは、どう考えてもおかしい」と続けた。 自身の取材で「法務省が懲戒が必要ですって上げたのに、官邸から蹴られたという話を関係者から聞いた」と明かし、「一貫してそうなんだけど、黒川さんの定年延長も法務省が上げてきたのを、よしとしただけだと安倍さんがおっしゃてるんだけど、これも僕が聞いたのは昨年の11月に官邸が黒川さん定年ですよって人事案を持っていったらダメだと言われて。困り果てて定年延長というのを法務省がひねり出して官邸に持っていって、これでいいじゃないかという事で1月31日に閣議決定したという事なんですね、順序でいうと」とコメント。 そして「つまり安倍さんや官邸が言っているのは、小さな部分では事実かもしれないけど、大きくいうととんでもないウソだよねと思えてしょうがない」と見解を示していた。
報知新聞社