(2024.12.24)年末特集[特別対談④]韓国と北朝鮮、潰れるのはどっちが先?尹氏生き残れるか
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が、警察などの合同捜査本部から25日に出頭するよう求められていることをめぐり、大統領に近い弁護士は、25日の出頭は難しいとする考えを示しました。
「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領をめぐり、内乱などの疑いで捜査を進める警察などの合同捜査本部は、大統領に対し25日午前10時に出頭するよう求めています。
これについて、ユン大統領と40年のつきあいがあり、大統領の弁護団の選定にも関わる弁護士は24日、報道陣に対し「あすの出頭は難しいのではないか」と述べました。
理由について、弁護士は「条件が整っていない」と述べたうえで、ユン大統領が捜査よりも今月27日から始まる弾劾裁判の手続きを優先させる考えを示しているとしています。
ユン大統領は警察などの合同捜査本部が今月18日に出頭するよう求めた1回目の要請にも応じませんでした。
韓国メディアは、ユン大統領が25日の出頭要請にも応じなかった場合、合同捜査本部が拘束令状を裁判所に請求することも検討していると伝えていて、ユン大統領の対応と捜査の行方に関心が高まっています。
韓国 最大野党 首相の弾劾求める議案 提出の方針
韓国の最大野党「共に民主党」は24日、ユン・ソンニョル大統領の職務を代行するハン・ドクス(韓悳洙)首相の弾劾を求める議案を国会に提出する方針を明らかにしました。
「共に民主党」は、ユン大統領による「非常戒厳」について検察や警察などとは別に独立して捜査する特別検察官や、3人が退任したあと空席となっている憲法裁判所の裁判官の任命などを、ハン首相が妨害しているとして反発を強めていました。
「共に民主党」は弾劾議案の提出時期について、26日までハン首相の対応を見極めたうえで、判断すると説明しています。