とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

2020年東京オリンピック開催決定

2013年09月08日 13時08分19秒 | 時事問題(日本)

  2020年の夏のオリンピックの開催地に東京が決定しました。意外な結果でした。私は昨日は夏風邪をひいたらしく気分が悪く、10時ごろ寝ました。どちらにしろ私はテレビを持っていませんので、どうせ起きればネットで結果が出ているだろうと思い寝ました。オリンピックどころではない。この不況、フクシマの事故、東北の復興を考えると、いくらお金があっても足りないはずの日本なのに、決定すれば見栄を張っていろいろな工事をするでしょう。オリンピック自体は終わってみれば収支はマイナスになるのではないでしょうか?また国民にしわよせがくるのはいやだなあ、と最初に思いました。

 

5輪誘致、東京誘致団、最後のプレゼンテーションです。すごい安請け合いです。フクシマの事故は完全にコントロールしています、と言っているのには耳を疑いました。日本は治安がよく、目的地には時間通りに行けます、というのは、まあ、ウソではありませんけど。

 

東京決定の瞬間とやらです。

当選の理由:2013年9月8日05:20 産経ニュースによると

投票に先立って行われたIOC総会の最終プレゼンテーションには安倍晋三首相が出席し、東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題について「東京にはいかなる悪影響も及ぼすことはない」と安全を保証。高円宮妃久子さまは、東日本大震災時の各国の支援にお礼を述べられた。

 東京は85%の競技会場をえど選手村から半径8キロ以内に配置し、選手や関係者に負担が少ない「コンパクトな五輪」を訴えた。選手村の設計には現役選手の声を積極的に取り入れ、選手第一の姿勢を貫いてきた。

 6月末発表のIOC評価報告書では高度な交通網、良好な治安状態などが高く評価されていた。招致活動では「安心、安全、確実な五輪」をアピール。経済に不安を残すマドリード、国内外に政情不安があるイスタンブールを振り切った。

 

しかし、こんなばかなプレゼンテーションがなぜ通ったのか?↓

東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題について「東京にはいかなる悪影響も及ぼすことはない」と安全を保証。

 

そこでル・モンドを読んでみました。

 2020 : Madrid, Tokyo et Istanbul se lancent dans le sprint final

http://www.lemonde.fr/jeux-olympiques/article/2013/09/07/jo-2020-madrid-tokyo-et-istanbul-se-lancent-dans-le-sprint-final_3472792_1616891.html

Tokyo organisera les Jeux olympiques 2020

 http://www.lemonde.fr/jeux-olympiques/article/2013/09/07/madrid-n-organisera-pas-les-jo-2020_3472990_1616891.html

 

 訳すまでもありません。あえて、フクシマ事故には、つっこみをいれていません。事故を完全にコントロールしているなんてのは、子供のようなウソであることはバレているはずなのに・・・・・おかしいです。納得がいきません。このままだと放射能まみれの魚のスシ、放射能まみれの野菜が多い天ぷらなどを接待で出されるのは、分かっているはずなのに。ただでさえ、食の安全、健康には気をくばっているフランスのはずなのに、つっこまないのですね。短期の滞在だから安心、安全だと考えているのでしょうか?

それにしても、おかしい。

そこへ、このニュース。

 

安倍首相「東京五輪を起爆剤に、デフレ払拭したい」
(朝日新聞) 2013年09月08日 08時59分
 安倍晋三首相は7日夜(日本時間8日朝)、ブエノスアイレスで記者会見し、東京五輪開催決定を受け、「決定を起爆剤として、15年続いたデフレ、縮み志向の経済を払拭(ふっしょく)していきたい」と語った。

 

 首相は「五輪招致はインフラ整備、観光など、幅広い分野にもよい影響を与える」と強調し、「東日本大震災からの復興を成し遂げた姿を世界中の人々に向けて力強く発信していく」と語った。来年春に予定される消費増税の判断への影響については、「経済情勢を見極めて、この秋にしっかりと判断をしていく方針に変わりはない」と述べた。(ブエノスアイレス)
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/80/07ad7ffcb8983c00919923c509187f27.html?fr=RSS

 

そうか・・・・・・オリンピック委員会は、《オリンピックが、どうかトンチンカンに良く効くニンジンになってくれれば》、と、なかば同情をこめて祈ったのでしょうか?それなら納得がいく。安部首相の発言にはすでに効果があらわれているではないか。明るい気持ちでものごとに取り組むのは、いいことだ。これで実行がともなってくれれば、バンザイ、バンザイだ。

 

ひとつ、暗い予想。これで、ますます「都合の悪いものにはフタをする」という傾向が強まる可能性あり。なにしろ「とんちんかん」ほど手ごわいものは、ないのだから。少なくとも英、米、仏、独、露には事故の実態はバレバレだろうに、平気で「フクシマ事故は収束しました」なんて、ひょうひょうと再度ピエロをやられたら、目もあてられない。

 

 

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