source : 週刊文春 2023年4月27日号
「ジャニーさんのマンションに行っていた4年間で、出入りしている100人から200人全員がそうだったと思います」
ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏による性加害を日本外国特派員協会で行われた会見で告白したカウアン・オカモト氏。彼の発言で衝撃的だったのが、被害者の数字である。今回、彼と同年代で、2000年代後半にジャニーズに所属していた元ジュニアのE氏が「週刊文春」の取材に「間違ってないと思いますよ」と語った。これで小誌に被害を語ったのは、ここ7週間で9人目だ。
「辞める記念にジャニーさんの家に行きたい」
20代後半のE氏が事務所に入ったのは中学1年生の時。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)、『紅白歌合戦』(NHK)にも出演。Hey! Say! JUMPやKAT-TUNのコンサートにも出ていたという。
(中略)
「「もし自分が襲われたら助けて」
E氏は何度も泊まっていたその友人を頼った。
「襲われるのは嫌だったので、防衛策を聞きました。やられていても『誰かが起きたらいなくなる』と言うので、『もし自分が襲われたら助けて』と頼んで。その後、別の子がジャニーさんと2人で個室に入って行った。『今、やられてるよ』と教えてくれた」(同前)
数十分後、またジャニー氏が近づいてくるスリッパの音がした。E氏はとにかく寝たふりを続けた。」
「「ジャニーさんが僕の足元に来て、足のマッサージを始めました。そのうち、股間の周りを触り始めて。浴衣なのですぐにはだけて、下着の中にスルッと手が入ってきました。隣の子を起こすべきか、結構長く考えました。でもやっぱりマズイと思って、隣の子に助けを求めました」(同前)
背中を何度かゆすると、起き上がってくれた。
「するとジャニーさんはいなくなりました。『もう大丈夫かな?』って聞いたら、『大丈夫』と言ってくれて、ホッとした。翌朝起きると、サーモンの刺身の朝食が準備されていたのが印象に残っています。お金は貰いませんでした」(同前)」