菅総理「名簿見ていない」 野党が厳しく追及(2020年10月12日)
日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかった問題で、菅総理大臣が名簿自体を「見ていない」としたことを受け、野党が厳しく追及しました。
波紋を広げている日本学術会議の任命拒否問題。12日午後、野党は学術会議と内閣府の担当者からヒアリングを行いました。今、問題となっているのは、9日の菅総理大臣の発言・・・。
菅義偉総理大臣 :「(Q.総理がご覧になっている時から(任命する)99人だった?)そういうことです。任命するリストでありますから」「(Q.推薦する段階のリストはご覧になっていない?)見ていません」 野党は、菅総理が推薦段階の105人の名簿を「見ていない」ということは学術会議の推薦に基づかずに任命したことになり、学術会議法が定める「推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する」という規定に反する行為だと批判しています。これに先立ち、野党は学術会議の事務局を「アポなし」で訪問しました。しかし・・・。
共産党・塩川鉄也衆院議員:「開いていないようですね」 学術会議担当者:「会長から『申し訳ないんだけど、強い意向があって入ってもらうな』と言われていますので」 共産党・塩川鉄也衆院議員:「(会長)本人の強い意向?」 学術会議担当者:「はい」 6人の任命を引き続き求めていく方針の野党に対し、自民党では15日から「組織の在り方」を見直す議論を始める予定です。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp