会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月21日 02時00分(最終更新 6月21日 02時00分)
自民党から立候補した参院議員の河井案里容疑者(46)=広島選挙区、離党=が初当選した2019年参院選を巡る選挙違反事件で、投開票日直後の7月末に陣営の資金が底を突き、未払い金が約3500万円あったことが、陣営関係者への取材で分かった。この当時、案里議員側に党本部から資金提供された1億5000万円は使い切っていたとみられている。地元議員らに現金提供されたのは主に4~6月とされており、東京地検特捜部は党本部からの資金が買収に使われた疑いもあるとみて裏付けを進めている。
特捜部は18日、票の取りまとめの趣旨で現金計約2570万円を後援会関係者や地元議員らに配ったとして、案里議員と夫で前法相の衆院議員、克行容疑者(57)=広島3区、同=を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。
この記事は有料記事です。