セシウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
(キセノン -) セシウム - バリウム
Rb
Cs
Fr
周期表
一般特性
名称, 記号, 番号 セシウム, Cs, 55
分類 アルカリ金属
族, 周期, ブロック 1(IA), 6 , s
密度, 硬度 1879 kg/m3, 0.2
色 silvery gold
原子特性
原子量 132.9054519 amu
原子半径 （計測値） 260 (298) pm
共有結合半径 225 pm
VDW半径 no data pm
電子配置 [Xe]6s1
電子殻 2, 8, 18, 18, 8, 1
酸化数（酸化物） 1 （強塩基性酸化物）
結晶構造 体心立方構造
物理特性
相 固体（常磁性）
融点 301.59 K (28.44 ℃)
沸点 944 K (671 ℃)
モル体積 70.94 ×10-3 m3/mol
気化熱 67.74 kJ/mol
融解熱 2.092 kJ/mol
蒸気圧 2.5 k
音の伝わる速さ no data
その他
クラーク数 0.0007 %
電気陰性度 0.79 (ポーリング)
比熱容量 240 J/(kg*K)
導電率 4.89 106/m Ω
熱伝導率 35.9 W/(m*K)
第1イオン化エネルギー 375.7 kJ/mol
第2イオン化エネルギー 2234.3 kJ/mol
第3イオン化エネルギー 3400 kJ/mol
（比較的）安定同位体
同位体 NA 半減期 DM DE MeV DP
133Cs 100% 中性子78個で安定
134Cs {syn.} 2.0648 年 ε
β- 1.229
2.059 134Xe
134Ba
135Cs trace 23 ×106年 β- 0.269 135Ba
137Cs {syn.} 30.07年 β- 1.176 137Ba
注記がない限り国際単位系使用及び標準状態下。
セシウム（Caesium, Cesium）：原子番号 55 の元素。元素記号は Cs。アルカリ金属の一つで、典型元素である。
目次 [非表示]
1 物性
2 用途
3 歴史
4 セシウムの化合物
5 外部リンク
[編集] 物性
金色を帯びた銀白色の軟らかい金属で、比重は 1.9、融点は摂氏 28.5℃、沸点は摂氏 670℃（沸点は異なる実験値あり）。安定な原子価は、+1価。炎色反応は青紫色。 常温、常圧で安定な結晶構造は、体心立方構造 (BCC) 。
反応性が極めて強く、常温でも空気中で酸化される。粉末は自然発火する。また水とも爆発的に反応するため、消防法にて危険物指定されている物質である。
人工的に作られる（ウランの核分裂により生ずる）セシウム137は、半減期30.07年の放射性元素である。医療用の放射線源に使われるが、体内に入るとカリウムと置き換わるため大変危険である。
自然界ではポルックス石 (Pollucite, CsAlSi2O6) 、ペッツォッタ石（Pezzotaite, Cs[Be2Li]Al2Si6O18…通称ラズベリル）などの鉱石に含まれている。
[編集] 用途
セシウム133はセシウム原子時計に使われる。放射性同位体のセシウム137はコバルト60と同様に強いガンマ線を発するのでガンマ線照射用の線源として用いられる重要なラジオアイソトープである。
[編集] 歴史
1860年、ドイツの化学者グスターフ・ロベルト・キルヒホッフとロベルト・ウィルヘルム・ブンゼンはセシウムを含む鉱泉を熱して分光分析を行った結果発見し、分光分析（および炎色反応）が青色を呈することからラテン語のcaesius（青色）にちなんで命名した。 又、黒い雨にも含まれた成分の一つである。
[編集] セシウムの化合物
塩化セシウム CsCl
フッ化セシウム CsF
[編集] 外部リンク
セシウムと水の爆発反応（動画）
1 元素の周期表 18
1 H 2 13 14 15 16 17 He
2 Li Be B C N O F Ne
3 Na Mg 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Al Si P S Cl Ar
4 K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
5 Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
6 Cs Ba * Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
7 Fr Ra ** Rf Db Sg Bh Hs Mt Ds Rg ...
* La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
** Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr
最終更新 2007年10月14日 (日) 08:11。
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(キセノン -) セシウム - バリウム
Rb
Cs
Fr
周期表
一般特性
名称, 記号, 番号 セシウム, Cs, 55
分類 アルカリ金属
族, 周期, ブロック 1(IA), 6 , s
密度, 硬度 1879 kg/m3, 0.2
色 silvery gold
原子特性
原子量 132.9054519 amu
原子半径 （計測値） 260 (298) pm
共有結合半径 225 pm
VDW半径 no data pm
電子配置 [Xe]6s1
電子殻 2, 8, 18, 18, 8, 1
酸化数（酸化物） 1 （強塩基性酸化物）
結晶構造 体心立方構造
物理特性
相 固体（常磁性）
融点 301.59 K (28.44 ℃)
沸点 944 K (671 ℃)
モル体積 70.94 ×10-3 m3/mol
気化熱 67.74 kJ/mol
融解熱 2.092 kJ/mol
蒸気圧 2.5 k
音の伝わる速さ no data
その他
クラーク数 0.0007 %
電気陰性度 0.79 (ポーリング)
比熱容量 240 J/(kg*K)
導電率 4.89 106/m Ω
熱伝導率 35.9 W/(m*K)
第1イオン化エネルギー 375.7 kJ/mol
第2イオン化エネルギー 2234.3 kJ/mol
第3イオン化エネルギー 3400 kJ/mol
（比較的）安定同位体
同位体 NA 半減期 DM DE MeV DP
133Cs 100% 中性子78個で安定
134Cs {syn.} 2.0648 年 ε
β- 1.229
2.059 134Xe
134Ba
135Cs trace 23 ×106年 β- 0.269 135Ba
137Cs {syn.} 30.07年 β- 1.176 137Ba
注記がない限り国際単位系使用及び標準状態下。
セシウム（Caesium, Cesium）：原子番号 55 の元素。元素記号は Cs。アルカリ金属の一つで、典型元素である。
目次 [非表示]
1 物性
2 用途
3 歴史
4 セシウムの化合物
5 外部リンク
[編集] 物性
金色を帯びた銀白色の軟らかい金属で、比重は 1.9、融点は摂氏 28.5℃、沸点は摂氏 670℃（沸点は異なる実験値あり）。安定な原子価は、+1価。炎色反応は青紫色。 常温、常圧で安定な結晶構造は、体心立方構造 (BCC) 。
反応性が極めて強く、常温でも空気中で酸化される。粉末は自然発火する。また水とも爆発的に反応するため、消防法にて危険物指定されている物質である。
人工的に作られる（ウランの核分裂により生ずる）セシウム137は、半減期30.07年の放射性元素である。医療用の放射線源に使われるが、体内に入るとカリウムと置き換わるため大変危険である。
自然界ではポルックス石 (Pollucite, CsAlSi2O6) 、ペッツォッタ石（Pezzotaite, Cs[Be2Li]Al2Si6O18…通称ラズベリル）などの鉱石に含まれている。
[編集] 用途
セシウム133はセシウム原子時計に使われる。放射性同位体のセシウム137はコバルト60と同様に強いガンマ線を発するのでガンマ線照射用の線源として用いられる重要なラジオアイソトープである。
[編集] 歴史
1860年、ドイツの化学者グスターフ・ロベルト・キルヒホッフとロベルト・ウィルヘルム・ブンゼンはセシウムを含む鉱泉を熱して分光分析を行った結果発見し、分光分析（および炎色反応）が青色を呈することからラテン語のcaesius（青色）にちなんで命名した。 又、黒い雨にも含まれた成分の一つである。
[編集] セシウムの化合物
塩化セシウム CsCl
フッ化セシウム CsF
[編集] 外部リンク
セシウムと水の爆発反応（動画）
1 元素の周期表 18
1 H 2 13 14 15 16 17 He
2 Li Be B C N O F Ne
3 Na Mg 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Al Si P S Cl Ar
4 K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
5 Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
6 Cs Ba * Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
7 Fr Ra ** Rf Db Sg Bh Hs Mt Ds Rg ...
* La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
** Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr
最終更新 2007年10月14日 (日) 08:11。
