とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

続 ポトス; 負けました 店長に

2007年10月01日 05時49分06秒 | 園芸
 店長は、仕入れ用のバンで私を迎えにきてくださいました。それが夜の11時。お店を閉じるとそうゆう時間になるのです。店長は、バンから降りると、自分が仕入れてきたベゴニアのその後を点検してまわる。
 1Fの14鉢の赤いベゴニアをアッパレと褒めてくださいました。
 私は、私で、「いいいえ、猛暑のために花のつき方が悪く、全く気に入っていません」
「いえいえ、ここまで咲かせられたら立派ですよ」
「そうではありません。これは失敗作です。猛暑で予定が狂ったんです。もっと花がつくはずだったのに.....」

 それから、バンに乗り込み、ファミリーレストランへ行き、私はコーヒーを、店長は遅い夕食をとりながら、園芸話をえんえんと夜中の2時半までやってまいりました。
 けれど、店長は、私のポトスの写真には目もくれず、切り花、花束のつくりかたの話に夢中。やはりビジネスにしている方は強い。そして、話がおもしろい。修行20年、ビジネスにして10年。店長の花束つくりの腕は、どんどんあがっている。高級品(最高にできがよい花)を安価に提供し、みなさんに喜んでいただけるのが一番うれしいというのが、店長の変わらぬ心。

 「人は同じものは飽きるものです。ですから常に新しさを追っています」
だから、よく勉強していらっしゃる。他人まかせにできない性質なので、一人で仕入れから、なにからなにまで自分でやらないと気がすまない方。

帰りに、バンで、また自宅まで送ってくださって、「これ、要る?」と、くださったのが、写真の花束。

「クズ花ですよ(開ききった花)。あなたにあげようと、ちゃかちゃかと作ってきたのよ。ドライフラワーにでもしてね。ただし、リボンはドイツ製で、リボンだけ価値があるの」

 私は、いわれもない物を無料でいただくことは、常に辞退しているのですが、帰り際にポンと渡されて......受け取ってしまいました。
 自室に戻ってから、よくよく見ると、きれいな花束。さっそくヒモでつるす。どんなドライフラワーになるか、楽しみ。

 店長、負けました。

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