毎日新聞2019年5月8日 11時30分(最終更新 5月8日 12時00分)
天皇陛下は8日午前、皇居・宮中三殿で、即位に伴う中心的儀式として今秋に行う「即位礼正殿の儀」と「大嘗祭(だいじょうさい)」の日程を報告する「期日奉告の儀」に臨まれた。皇后雅子さまも参拝し、秋篠宮ご夫妻ら皇族方や安倍晋三首相ら三権の長など約50人が参列した。
を祭った賢所(かしこどころ)に入った。皇位の証しとされる三種の神器のうち、剣と璽(じ=まが玉)を持った侍従が前後を歩いた。
陛下は拝礼した後、即位礼正殿の儀を10月22日、大嘗祭を11月14、15日に行うことを報告する御告文(おつげぶみ)を読み上げて退出。その後、賢所の左右にある歴代天皇などを祭る皇霊殿(こうれいでん)と、国内のさまざまな神を祭る神殿でも同様に報告した。その後、平安時代の伝統的な装束「御五衣(おんいつつぎぬ)・御小袿(おんこうちぎ)・御長袴(おんながばかま)」を身につけた皇后さまも拝礼した。【和田武士】
天皇皇后両陛下 即位後 初めての宮中祭祀(19/05/08)
伝統装束を身にまとい・・・両陛下 即位後初の宮中祭祀(19/05/08)
カテゴリ:国内 2019年5月8日 水曜 午後0:46 FNN PRIME 動画
天皇陛下は8日午前、皇居の宮中三殿で、秋に行われる即位の儀式の期日を先祖や神々に報告する儀式に臨まれた。
即位後初の宮中祭祀となる。
陛下は、即位後初めての宮中祭祀のため、皇居・正門に到着された。
皇后・雅子さまも、これに先立ち赤坂御所を出発して皇居へと向かわれ、秋篠宮ご夫妻を始め、皇族方も儀式への参列のため半蔵門に到着された。
即位礼の期日報告=両陛下、装束姿で-皇居・宮中三殿
2019年05月08日12時27分 jiji.com
期日奉告の儀に臨まれる天皇陛下=8日午前、皇居・賢所(宮内庁提供)
天皇陛下が秋の即位の礼と大嘗祭の期日を皇居・宮中三殿に報告される「期日奉告の儀」が8日午前、行われた。即位後、初めて臨む宮中祭祀(さいし)で、秋篠宮ご夫妻ら皇族方8人に加え、安倍晋三首相ら三権の長や閣僚、都道府県や市町村の代表ら46人が参列。陛下は「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」という天皇専用の装束を初めて着た。皇后さまも装束姿で臨んだ。 午前10時半すぎ、陛下は立纓(りゅうえい)の冠に黄櫨染御袍姿で、皇祖神とされる天照大神を祭る賢所(かしこどころ)の殿上に姿を見せた。皇位の証しとされる剣と璽(じ)=勾玉(まがたま)=をささげ持った侍従を前後に、厳粛な面持ちで回廊を歩き、一礼して内陣へ入った。陛下は拝礼の後、10月22日に即位の礼の中心儀式「即位礼正殿の儀」を、11月14、15の両日に大嘗祭を行うことを告げる「御告文(おつげぶみ)」を読んだ。
賢所に続き、歴代天皇や皇族の霊を祭る皇霊殿、国中の神々を祭る神殿でも同様の所作を行った。 続いて皇后さまが、十二単(ひとえ)に似た「五衣(いつつぎぬ)・小袿(こうちぎ)・長袴(ながばかま)」を着て、殿上で同様に拝礼した。皇后さまが宮中三殿全てに参拝するのは皇太子妃時代の2002年12月以来17年ぶり。この後、モーニング姿の皇族方や各参列者も庭上で拝礼した。
そして午前10時半、天皇のみが着用する「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる特別な装束姿の陛下が、「賢所に期日奉告の儀」に臨まれた。
陛下は、皇位のしるしである剣と勾玉(まがたま)を携え、皇居内の賢所の回廊をゆっくりと進み、秋に行われる皇位継承にともなう重要な儀式である「即位礼正殿の儀」と「大嘗祭」の期日を、天照大神に報告された。
儀式には、安倍首相を始め三権の長なども参列し、陛下は引き続き、歴代の天皇や皇族をまつる皇霊殿、神々をまつる神殿でも同様の報告をされた。
皇后さまも、髪を「おすべらかし」に結い、ご結婚以来26年ぶりに「御五衣(おんいつつぎぬ)」と呼ばれる古式装束姿で、宮中三殿を参拝されている。
動画 NHK
新天皇・皇后はとてもお美しい。
【追記】
皇后さま「おすべらかし」と伝統衣装 初の宮中祭祀(19/05/08)
両陛下 装束姿で初の宮中祭祀
天皇陛下 宮中三殿で即位後初の宮中祭祀
2019年5月8日 13時20分退位即位 儀式 行事 NHK 動画

天皇陛下が即位後に宮中祭祀に臨むのはこれが初めてで、平安時代から儀式での天皇の装束とされる「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に初めて身を包まれました。
そして、皇位の証しとして受け継いだ三種の神器のうちの、剣と曲玉(まがたま)を持った侍従らとともに厳粛な面持ちで賢所に向かわれました。
天皇陛下は、賢所の中で拝礼し、日本古来のことばで記した御告文(おつげぶみ)を読み上げて、即位の礼の中心となる「即位礼正殿の儀(そくいれい せいでんのぎ)」が10月22日に行われることや、皇位継承に伴う一世に一度の伝統儀式である大嘗祭の中心的な儀式「大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)」が、11月14日から15日にかけて行われることを伝えられたということです。
続いて天皇陛下は、皇室の祖先をまつる皇霊殿、さらに国内の神々をまつる神殿でも儀式に臨み、同じように拝礼して御告文を読み上げられたということです。
儀式ではこのあと、皇后さまが午前11時すぎに賢所の回廊に姿を見せられました。皇后さまは古式ゆかしい装束に身を包み、「おすべらかし」と呼ばれる髪型で、天皇陛下と同じ順に「宮中三殿」を回って拝礼されました。
皇后さまが宮中三殿の3つの殿舎すべてに拝礼されるのは、平成14年12月以来です。
また儀式には、皇位継承順位1位の「皇嗣」となられた秋篠宮さまなど8人の皇族方も、三権の長や閣僚など40人余りとともに参列し、天皇陛下と皇后さまの拝礼が終わったあと、宮中三殿の前で拝礼されたということです。
(宮内庁提供映像 ↓ 一番映像がきれいです)
即位礼の期日報告=両陛下、装束姿で-皇居・宮中三殿
天皇陛下 伊勢神宮などへの使者派遣の儀式に臨まれる
2019年5月8日 17時40分退位即位 儀式 行事 NHK 動画
天皇陛下は8日、皇居・宮殿で、伊勢神宮や神武天皇陵などに即位の礼と大嘗祭(だいじょうさい)の中心的な儀式の期日を伝えるため使者を派遣する儀式に臨まれました。
天皇陛下は8日午後2時すぎ、天皇の装束とされる「御引直衣(おひきのうし)」に身を包み、装束姿の宮内庁の幹部の先導で皇居・宮殿の「竹の間」に入られました。
そして、即位の礼と大嘗祭の中心的な儀式の期日を日本古来のことばで記した「御祭文(ごさいもん)」を、宮内庁の山本長官を通じて伊勢神宮への使者に授けられました。
続いて、天皇陛下は「よく申してたてまつれ」とおことばを述べられ、使者は伊勢神宮への供え物とともに退出しました。
このあと天皇陛下は、奈良県の神武天皇陵や、東京 八王子市にある昭和天皇が埋葬された武蔵野陵と大正天皇陵、それに京都市にある明治天皇陵と孝明天皇陵に派遣する使者たちに対しても、「御祭文」を授けられました。
伊勢神宮と5つの天皇陵では、10日、天皇陛下の使者が、即位の礼と大嘗祭の中心的な儀式の期日を伝える儀式が行われることになっています。