カブール空港周辺で自爆テロ 米兵12人死亡(2021年8月27日)
アフガニスタン首都 空港近くで爆発(2021年8月26日)
アメリカ中央軍司令官「タリバン」に警備の責任(2021年8月27日)
Boris Johnson says UK will continue evacuations in Kabul despite attack
8/27
Biden addresses ISIS-K attacks outside airport in Kabul, Afghanistan
8/27
アフガニスタンのカブールにある空港の外でアメリカ軍のメンバーが攻撃された後、ジョー・バイデン大統領が発言します。
Prime Minister Boris Johnson has said the UK will continue the evacuation operation in Kabul following the attack outside the airport. Describing the explosions in Kabul as "barbaric", he said the UK is coming "to the end of" of the operation.
ボリス・ジョンソン首相は、英国は空港外での攻撃を受けてカブールでの避難活動を継続すると述べた。
カブールでの爆発を「野蛮」と表現し、英国は作戦の「終わりに近づいている」と述べた。
Suicide bomb striking Kabul airport kills dozens in Afghanistan
8/27 ガーデイアン
Two suicide bombs exploded near the main entrances to Kabul airport on Thursday, reportedly killing at least 60 people, including children. Footage filmed after the blast shows what appears to be smoke rising from the airport and an eyewitness said 'people were hurled everywhere' in the explosions
木曜日にカブール空港の正面玄関近くで2つの自爆テロが爆発し、子供を含む少なくとも60人が死亡したと伝えられている。爆風の後に撮影された映像は、空港から煙が上がっているように見えるものを示しており、目撃者は爆発で「人々はいたるところに投げ出された」と述べました
Afghanistan: Twin bomb attacks hit Kabul airport amid evacuation
Channel 4(イギリスの公共放送)8/27
Kabul airport bomb attacks cause many casualties - BBC News
8/27
韓国政府に協力 アフガニスタン現地スタッフら韓国に到着
8/27
【以後追記】 ↓
欧州各国、アフガン退避作戦終了 情勢悪化で安全確保できず
配信 共同
アフガニスタンに残る日本人などの国外退避をめぐり、日本時間の26日夜、退避希望者数百人が20台以上のバスに分乗し首都カブールの空港に向けて出発したものの、空港付近で発生した大規模な爆発により、移動を断念していたことが分かりました。
アフガニスタンに残る日本人などを国外退避させるため、政府は自衛隊の輸送機を派遣し、首都カブールから、隣国パキスタンへの輸送を行うことにしていますが、治安情勢の悪化で退避を始められない状況が続いています。
こうした中、日本時間の26日夜、日本人に加え、大使館や国際機関のアフガニスタン人スタッフなど退避希望者数百人が空港とは別の場所に集まり、20台以上のバスに分かれて空港に向けて出発していたことがわかりました。
しかし移動中、空港付近で過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織の関与が指摘される大規模な爆発が起きたことで、移動を断念し引き返したということです。
アメリカ軍の撤退期限が今月末に迫る中、政府は、実質的な活動期限は27日までだとしていて、タリバンとのパイプを持つ周辺国にも協力を求めるなど、退避に向けた調整を急いでいます。
IS攻撃計画の策定を指示 アフガン撤収は継続―米大統領
2021年08月27日10時10分

26日、ホワイトハウスで演説中に言葉を詰まらせるバイデン米大統領(EPA時事)
【ワシントン時事】バイデン米大統領は26日、ホワイトハウスで国民向けに演説し、アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で起きた爆発について、過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロ攻撃だと述べ、非難した。その上で、IS指導部などへの攻撃計画をまとめるよう軍幹部に指示したことを明らかにした。
演説の途中、攻撃の犠牲になった米兵らを「英雄」とたたえた際には涙をこらえる様子を見せ、哀悼の意を表して約20秒間黙とうした。
また、アフガンの実権を握ったイスラム主義組織タリバンとISが結託している証拠はないと主張。米国人やアフガン人の退避活動の安全確保でタリバンの協力を得ていることを正当化した。
バイデン氏は「テロリストに(行動を)阻止されることはない」と強調。月末を期限とする米国人らの退避と米軍撤収は継続する意向を示した。退避活動に当たって「米軍部隊増派が必要なら許可する」と述べた。
サキ大統領報道官も記者会見で、月末の撤収期限に「変更はない」と指摘する一方、希望する全てのアフガン人を国外退避させることは不可能だと述べた。
2021年8月26日 22時22分 有料記事 朝日新聞
(本文略)
駐アフガン韓国公使参事官「タリバン、空港移送バスを13時間制止」…「最も辛かった時間」
「バスが早く空港の正門を通過しなければならないのに、イスラム武装勢力“タリバン”が13時間バスを制止し25日の明け方にやっと通過することができた。みんな顔色が青ざめていた」(後略)
日本のアフガン退避作戦、27日に終了へ テロも理由か
配信 朝日新聞
【写真】26日に撮影されたアフガニスタンのカブール国際空港の衛星写真。退避用の航空機が並んでいる。プラネットラボ社提供=AP
自爆テロから一夜明けた27日、朝から外務・防衛両省の幹部が断続的に首相官邸を訪れた。菅義偉首相らと今後の退避作戦について協議したとみられる。
作戦は、C130輸送機をカブールに送り込み、空港にたどり着いた退避対象者を隣国のパキスタンの首都イスラマバードの拠点に送り届けるもの。イスラマバードからは民間機で日本へ移動してもらう。輸送機は少なくとも2回、カブールの空港に到着したが、退避対象者が空港にたどり着けず、運べなかった。
自衛隊派遣は、カブールの空港の安全が確保されていることが前提。米軍撤退とテロを受け、「活動への影響は否めない」(外務省幹部)との声が出ていた。 退避の対象者は、国際機関で活動する日本人のほか、日本大使館や国際協力機構(JICA)の現地スタッフら。その家族を含め、数百人の規模を想定している。
■アフガニスタンからの日本人らの退避をめぐる主な動き
15日 タリバンが首都カブールを制圧、ガニ政権が崩壊。在アフガニスタン日本大使館が閉館
17日 日本人大使館員12人が英国の軍用機で出国し、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに退避
19日 主要7カ国(G7)外相がオンライン会合。国外退避を望む外国人とアフガニスタン人の「安全な通行」をタリバンに求める
22日 日本政府が情報収集のための先遣隊を派遣
23日 首相官邸で国家安全保障会議(NSC)。岸信夫防衛相が自衛隊法に基づく自衛隊輸送機の派遣を命令。最初の輸送機が出発
24日 バイデン米大統領がアフガン駐留米軍による退避作戦について、8月末までに完了する見通しを表明。G7首脳会議で示す
25日 最初の輸送機が首都カブールの空港に到着。退避対象者は運べず
26日 カブールの空港近くで自爆テロ
アフガン自衛隊機、近隣国待機 新たな国外退避困難か
配信 毎日新聞
政府は27日、アフガニスタンからの退避を希望する邦人1人を首都カブールの国際空港で自衛隊機に搭乗させ、隣国パキスタンへ輸送した。今回の自衛隊機の国外退避任務による初の退避となる。現地に派遣していた自衛隊輸送機と政府専用機計4機は、状況の変化に備えて周辺国で待機させる方針だが、28日には空港を警備する米軍が撤退作業を本格化させるため、現地大使館や国際協力機構(JICA)の現地スタッフ、その家族らの退避は困難な模様だ。
政府は、即時退避を希望しなかったごく少数の邦人が現地に残っているとしている。
政府は15日にイスラム主義組織タリバンがカブールを陥落させたことを受け、17日、大使館の日本人職員12人を英軍機でアラブ首長国連邦(UAE)に退避させたが、ごく少数の邦人のほか、大使館、JICAの現地スタッフが取り残された。米軍の撤収期限が月末に迫り、政府は23日に自衛隊機の派遣を決定。現地スタッフの家族を含めた輸送人数を「最大500人前後」と想定し、C130輸送機2機とC2輸送機、政府専用機各1機を現地に派遣した。
自衛隊機は25日夜以降にカブールに到着。だが26日に空港周辺で自爆テロとみられる爆発が起きるなど、退避対象者が空港までたどり着けない状況が続いた。空港前に検問所を設けたタリバン側との通行交渉も難航したとみられる。政府は27日を事実上の期限とみて退避を急いでいた。【飼手勇介、畠山嵩】