皇太子ご夫妻"結婚20年"で両陛下ら招き夕食会(13/06/10)
皇太子ご夫妻、結婚20年に際してのご感想全文を読み、月日の経つことのはやさには、しみじとしている。「雅子さんを一生お守りします」からスタートした結婚生活だったが、その思いをがんとして貫いていらっしゃる殿下の誠実さには心打たれます。
雅子様という才女の模範の方のような一人の女性の生真面目さ、人間としての心の暖かさ、誠実さは、たとえお会いしたことがなくとも伝わってまいります。
わたしは心からこのご夫婦の結婚20周年をお祝いしたいと思います。
一国民として雅子さまが元気になられるのを気長にお待ちしております。根拠がなく無理解な数々の中傷には心底から怒りを感じます。
精神疾患は外科的な傷が治るのとは全くちがい、療養には非常に長くかかるものだと思っています。10年なんて軽くかかります。そっと静かに見守ってさしあげたいと思っております。きっとストレスの強いゆがんだ環境にいらっしゃるのでしょう。ゆがんだ環境にいれば誰だって正常と異常の間にはまるのはフツーですよ。雅子様を信じることが大事です。信頼して静かに見守るのがいいと思います。
統合失調症を生涯研究し『最終講義』で有名な名コラムニストでもある中井久夫さんの本がわたしは大好きですが、精神疾患とは何かを知るには最適の本だと思っています。ながーい期間を野を超え山を越え、時には晴れわたる場所にたどり着いたと思うと、またすぐに湿地帯を歩くはめになる。そんな療養のさまを知リたい方は是非中井久夫さんの膨大な著作の一冊でも読んでみてください。「逆立った“心の生ぶ毛”をそっと撫でてくれる人」(アマゾンのレビューから)で暖かく、希望を与えてくれる人です。といってもわたしはまだ3~4冊しか読んでいませんが言葉が日本語が美しい。中井さんがポール・ヴァレリーのファンで詩集を訳していると知った時、怖くてその本はあとまわしにしています。あまりにも優れた翻訳だったらどうしようかと......................