デブとヤセ。長生きするのはどっち?【精神科医・樺沢紫苑】
2018/01/03
文字おこし by管理人
(「痩せ」と「やや肥満」を比べると「やや肥満」の方が長生きする。日本の2つの調査による。
「脂肪」は「免疫予備脳」、痩せれば痩せるほど免疫力が下がる。
痩せれば痩せるほど ガンリスクが高まる。その代わり血管病変のリスクが下がる。
太っている場合の病気のリスクは、血管性の病変(脳卒中などの脳の血管の病気)になりやすい。 ガンリスクは下がる。
欧米の死因は一昔前はほとんどが血管の病気だった。最近は食事や運動の重要性が広まって心筋梗塞が減ってガンの割合が増えた。
日本人は2人に1人がガンで亡くなる。痩せれば痩せるほどガンリスクが高まる。
どっちのリスクを取りますか?
遺伝、家系の状況から考える。どんな病気で亡くなっているか。樺沢の場合は100%ガン家系。樺沢は将来ガンで亡くなる可能性が非常に高い。痩せすぎずにちょっとぽっちゃりの方がいい。
40代50代でも腹筋を割る人たちは病気のリスクを高めている可能性がある。
(訳注:どんな人でも腹筋は割れている。. 見えないのは腹筋が体脂肪に覆われてしまっているからで腹回りの体脂肪を取り除きさえすれば腹筋は割れる)
親戚で脳梗塞や糖尿病が多い人は体重のコントロールをしっかり行い、やや痩せ気味にする。肥満であればあるほど脳血管性のリスクが高まる。人によって適正な太り方、痩せ方がある。
全ての基本は「運動」をすること。運動によって病気のリスクをすごく下げる。運動をしているかの方が何倍も大切。樺沢は週に4,5回の運動をしています。
痩せている、太っているだけで健康を測るのは少々ナンセンスです。きちんと運動をして規則正しい生活習慣をつけていただきたいと思う」