【追記予定あり】
【パリ山田奈緒】フランス滞在中の皇太子さまは11日、パリ市内で国民議会(下院)の副議長主催の昼食会に出席され、「フランスに長く在住する日本人の方々や、日本と手を携えて活躍するフランス人の方々のお話を伺い、両国民の強固な友好関係を実感しております」とフランス語でおことばを述べた。皇太子さまは中学時代からフランス語を学んでいる。
前日まで南東部の都市リヨンに滞在していて、パリでの日程はこの日が初日。昼食会に先立ち、アンバリッド(廃兵院)で歓迎行事が行われた。仏政府の閣僚の出迎えを受け、儀仗(ぎじょう)隊を閲兵した。
Japan's Crown Prince Naruhito welcomed in Paris
皇太子さま、全文仏語でスピーチ「強固な友好関係実感」
フランス訪問中の皇太子さまは11日、パリ市内で国民議会(下院)副議長主催の昼食会に出席し、約8分間にわたりフランス語でスピーチした。今回の滞在を通じ「長い歴史の中で両国民が紡いできた強固な友好関係を実感しております」などと語り、今後の日仏友好関係の一層の進展に期待を寄せた。
【写真】歓迎行事にのぞむ皇太子さま=2018年9月11日午前、パリ、嶋田達也撮影
皇太子さまが公式の場でスピーチ全文をフランス語で行うのは初めて。これまでの日程を振り返り、グルノーブルで、日仏の研究者が協力して開発に取り組んでいる様子を視察したことから「両国間の協力が裾野を広げ、将来に向けてさらに発展しつつあることをうれしく思いました」と述べた。
現在パリを中心に開かれている日本文化紹介イベント「ジャポニスム2018」にも言及。文化芸術を通して日本とフランスが感性を共鳴させ、協働することなどを表すイベントのタイトル「響き合う魂」に触れ、こうした魂が「この先も両国をつなぐ心の懸け橋として一層強くなることを願っております」と語った。
朝日新聞社
パリで「友好実感」と皇太子さま
仏語でスピーチ 2018/9/11 20:32
©一般社団法人共同通信社
【パリ共同】フランス滞在中の皇太子さまは11日午前(日本時間同日午後)、パリで歓迎行事に出席された。午後には国民議会副議長主催の昼食会に招かれ、「長い歴史の中で両国民が紡いできた強固な友好関係を実感しております」とフランス語でスピーチした。
パリ中心部のアンバリッド(廃兵院)での歓迎行事後には、パリ近郊の日本人学校を訪問。小学4年の社会科授業で「水の使われ方」についての児童らの発表を聞いた皇太子さまは「世界中の水についていろんなことを学んでください。水を大切にね」と語り掛けた。