安倍晋三首相は31日、横浜市で開かれた自民党の会合で、「(憲法改正を)発議しないというのは、国会議員の怠慢ではないか」と述べ、総裁選で3選された場合に改憲論議を加速させることに改めて意欲を示した。

 首相は、1955年に自由党民主党保守合同自民党が誕生した目的について、「(敗戦後の)占領下で憲法教育基本法、様々な基本的な枠組みができた。この枠組みを自分たちの手で見直していこうと新たにスタートした」などと説明。そのうえで、「目的は後回しにされ、60年経ってしまった。自民党総裁を6年間務めた私には、憲法改正に取り組んでいく責任がある」と訴えた。

 自衛隊明記などを盛り込んだ党改憲案にも触れ、「スケジュールありきではないが、自民党の(改憲)案をなるべく早く国会に提出して議論に付さなければ、国民的な議論は広がっていかない」と強調した。首相は党改憲案の「次の国会」への提出をめざす考えを表明している。

 

安倍総理、自衛隊明記の憲法改正へ支持訴え(18/09/01)

 

総裁選めぐり石破派幹部が総理官邸に抗議(18/09/01)

飯島内閣参与が週刊誌で自民党総裁選への立候補を辞退すべきだと批判したことに対し、石破派の幹部が総理官邸を訪れ、抗議しました。 飯島氏は、9月6日号の週刊文春で石破氏について、「反安倍を訴えるだけなら、討論会もへったくれもない。立候補を辞退すべきだ」と批判していました。

 

読売新聞

細田派が首相支持の誓約書、派内から反発の声も

 

  
読売新聞
2018/09/01 09:18

 

  安倍首相(自民党総裁)の出身派閥で党内最大の細田派(94人)は、所属議員に、9月の党総裁選で連続3選を目指す首相を支持する誓約書に署名させることを決めた。3日発足の合同選挙対策本部に提出する。首相の出身派閥が所属議員から誓約書を取るのは極めて異例。

 誓約書には、「全力を尽くして応援するとともに、必ず支持することを誓約する」などと書かれているが、派内からは、「うちの派で造反議員がいると思っているのか」(中堅)などと反発する声が上がっている。

 首相支持の麻生派、二階派はすでに所属議員の署名付きの推薦状を作成していた。細田派幹部は「他派閥と足並みをそろえる必要がある」と説明している。