【独自】フィリピン当局 収容所を捜索 連続強盗“ルフィ”ら4人移送へ
全国で相次ぐ強盗事件にからみ、日本側が引き渡しを求めている男4人が収容されているフィリピンの施設で、現地当局による大規模な家宅捜索が行われた。 捜索は、31日未明から朝にかけて、フィリピン国家警察や入国管理局の職員など、およそ100人によって行われ、収容者が違法薬物や携帯電話、酒などを所持していないかなどの捜索が行われた。 収容所の中では、一連の強盗事件の指示役とみられている渡辺優樹容疑者(38)などが、携帯電話を使用して指示などを出していた可能性があるとみられている。
こうしたことを受け、現地でも収容所内の規則の緩さが取りざたされていて、31日の家宅捜索も、収容所内での規律を引き締める狙いがあるとみられ、関係者によると、4人についても捜索が行われたという。 一方、警視庁は、渡辺優樹容疑者ら4人について、30日夜、現地の日本大使館などを通じて、フィリピン側に身柄の引き渡しを要請した。
4人は、2019年に東京都内の男女からキャッシュカードをだまし取るなどした疑いが持たれている。 このグループによる特殊詐欺の被害は、18都府県でおよそ35億円にのぼり、主犯格は渡辺容疑者とみられている。 警視庁は、近く捜査員を派遣して、4人の身柄を日本に移送し、一連の強盗事件も含めて全容解明を進める方針。
【連続強盗事件】日本人4人のうち1人の強制送還 フィリピン法相“早ければ2月1日にも可能”
フィリピン法相「来週月曜までに」収容中の4容疑者の“強制送還”に｜TBS NEWS DIG
フィリピン・マニラの施設に収容されている4人について現地から最新情報です。 ビクタン収容所前です。ここに特殊詐欺事件で逮捕状が出ている日本人4人が収容されていますが、先ほどフィリピンのレムリヤ法務大臣は「日本側は4人同時での強制送還を求めている」と発言。 あすまでに強制送還ができる可能性があるとしていた1人については「フィリピン側としては別々に送還したいが日本側と協議中」としたうえで、「あすはないだろう」との見通しを示しました。
また、4人同時での送還の場合、「来週の月曜日までにはできると期待している」と語りました。 そして、この施設ではきょう未明にも“抜き打ち”で持ち物検査が行われました。私たちが入手した映像には、10台以上のスマートフォン、ほかにも現金やノートパソコンが映っていて、インターネットのルーターやタバコなども押収されたということです。 施設の関係者によりますと、検査をかいくぐり、今もなおスマートフォンを隠し持っている収容者もいるということです。
