フィリピンで収容の藤田容疑者 現地裁判は棄却(2023年2月3日)
フィリピンで収容され、日本が身柄の引き渡しを求めている4人のうち、藤田聖也容疑者について、フィリピン国内での裁判が棄却されたことが分かりました。
フィリピンの収容所にいる藤田聖也容疑者は、渡邉優樹容疑者(38)らと共に特殊詐欺事件に関与したとして日本で逮捕状が出されています。 藤田容疑者には現地で2件の裁判があり、日本への送還ができない状況となっていましたが、裁判所は3日、このうちの1件について訴えが棄却されたことを明らかにしました。
【フィリピン法務省】便宜図っていた施設トップを更迭 連続強盗事件「指示役」めぐり
連続強盗事件の指示役「ルフィ」の疑いが浮上している日本人4人をめぐり、フィリピンの法務省は収容施設の職員らが4人に便宜を図っていた問題を受け、施設のトップを更迭し、一部の職員も交代させたことがNNNの取材で分かりました。現地から中継です。
外部との連絡黙認…フィリピン収容施設を入管トップが訪問も問いかけ応じず 収容所所長ら16人更迭|TBS NEWS DIG
特殊詐欺グループの4人の男がいるフィリピンの収容所で動きがあったようです。フィリピン・マニラの収容施設前から報告です。 日本時間の午後3時すぎ、入国管理局のトップ=責任者のタンシンコ氏がこちらの施設を訪れました。施設の管理体制を確認することが訪問の目的だったとみられています。 JNNの取材では、こちらの施設では収容者が職員に賄賂を渡し、本来は禁止されているスマートフォンなどを使って外部と連絡をとることが黙認されていたことが分かっています。 その結果、収容所の中から特殊詐欺などの指示をすることができる環境が整っていたわけで、その責任を入管のトップに聞こうとしましたが、タンシンコ氏は私たちの問いかけに一切応じず、その場から立ち去りました。
一方で、入国管理局はきょうまでにこのビクタン収容所の所長や警備員など16人を更迭したということです。 3日前に抜き打ちで行われた検査で収容者のスマートフォンなどが大量に押収されていて、職員らがその使用を黙認していたことが理由だということですが、そもそも日本人を含む収容者をどう管理していたのか。フィリピン当局に対し、厳しい目が向けられることになります。
“ルフィ”藤田容疑者の裁判棄却 「月曜日に送還開始できたら」