毎日新聞 によるストーリー
第96回アカデミー賞の授賞式が10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスで行われ、日本映画「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)が長編アニメーション映画賞を受賞した。日本映画の同賞受賞は、2003年、宮崎監督の「千と千尋の神隠し」以来2度目。宮崎監督らは現地入りしておらず、受賞スピーチはなかった。
「君たちはどう生きるか」は、戦争中に疎開した少年が死んだ母親と再会するため、不思議なアオサギに導かれて異世界に迷い込むファンタジー。宮崎監督の自伝的要素が込められているという。
日本では23年7月に劇場公開され、興行収入88億円と好成績を上げた。同年12月から、海外でも「The Boy and the Heron(少年とサギ)」のタイトルで公開、米国では週末興行成績で一時1位となるなど各国でヒットした。
宮崎監督は「風立ちぬ」を公開後の13年に引退を宣言。しかしその後、事実上引退を撤回し「君たちはどう生きるか」の製作に着手した。【勝田友巳】
【速報】「君たちはどう生きるか」第96回アカデミー賞 長編アニメ映画賞受賞|TBS NEWS DIG