とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

[『ターシャ・チュ-ダーのガーデン』

2006年04月25日 09時10分36秒 | 園芸
「わたしの生け花はいい加減よ
ガーデンと同じで、好きなように花を集めるだけ。

ターシャが好きなのは、どこへ通じるというあてのない小道をつくることのよう
だ。道をつくりたいという思いがまずあって、目的地はそのあとに考えるのでは
ないかと思う。」

この本をやっと読み終わる。ターシャの30万坪の庭のことはテレビで放映された
らしい。すごい人気ですね。くりかえしになりますが、私はテレビを見ないので
当然(?)見ていない。
アマゾンのカスタマレビューを徘徊していて、眼にとまった。
あらためて、テレビの影響の大きさに驚く。かなりいい番組だったらしい。
実際にターシャが動いているのを見るのも悪くなかったかもしれないが、テレビ
は、いい番組に当たる確立が低いので、懲りてもあいかわらず見ない。

やあー、この本はおもしろかった。日本で編集した『ターシャの庭』と、どこか
決定的にちがう。「庭」のほうは、ターシャ自身のコメントがあり、著者はターシャになっているが、どこか寡黙だ。写真集として、これはこれでいいが、どこか淋しいものがあった。
ガーデンのほうは、地元の人(ニュウーイングランドに住むアメリカ人)で、実際にターシャと交際し、庭にひんぱんに訪れている人が書いたもので、まさに勝手知ったる庭、友人ターシャなので、登場人物の描写が具体的で饒舌だ。写真家ブラウンがくいしんぼうなことや、ターシャが常に花のことを気にかけ、上手く咲くと自慢したりする。
だからだろうか、活き活きとした雰囲気がある。

思ったとおり、ターシャは本格的な園芸家だった。たっぷり園芸談義を楽しめた。
園芸家のいいところは、30万坪であろうが、2坪であろうが、庭なしでプランター
で植えていようが、みな横ならびになって、おらが園芸知識を自慢する。
それが通るところが、いいところだと思う。
みんな誇りたかい園芸家でも嫌味がない。小学生みたいなものだ。
そして、見事な花を咲かせる人には、素直に尊敬する。

ターシャはすまして、「いいかげんよ」なんて言っているが、陰にかくれてもの
すごく努力・計算しているのは、すぐ分かる。分かっても、嫌味にならない。
トーゼンのことだから。
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1 コメント

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やっほ~ (なな)
2006-04-25 09:12:30
初めまして、新着ブログを彷徨ってます

アシアト残しておきました。テヘっ
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