川崎殺傷事件 市が会見
2019年5月29日 15時51分川崎殺傷事件 NHK 動画
28日、川崎市で
市 容疑者の親族と介護に関し相談 本人とは接触なし
川崎市は29日、記者会見を開き、おととし11月からことし1月にかけて岩崎隆一容疑者(51)の親族から、面談で8回、電話で6回、相談を受けていたことを明らかにしました。 相談は、岩崎容疑者と同居していたおじやおばが高齢となり、今後、介護ヘルパーを導入するにあたってのもので、岩崎容疑者と親族の間でほとんどコミュニケーションがなかったため、外部のヘルパーが家の中に入ったときの対応などについて助言していたということです。
一連の相談の中では岩崎容疑者本人と市側の接触はなかったということです。
一連の相談の中では岩崎容疑者本人と市側の接触はなかったということです。
おじやおば「あまり刺激したくない」
川崎市の会見によりますと、岩崎隆一容疑者(51)は川崎市麻生区の自宅で、おじやおばとともに3人で暮らしていたということです。
一連の相談では、おじやおばから岩崎容疑者について「あまり刺激したくない」という意向が市側に示されていたため、市は自宅ではなく、麻生区役所の会議室や電話などを使って相談を受けていたということです。
市は家族の状況を確認したうえで、去年6月から岩崎容疑者のおじやおばに対する訪問の介護サービスを開始していたということです。
一連の相談では、おじやおばから岩崎容疑者について「あまり刺激したくない」という意向が市側に示されていたため、市は自宅ではなく、麻生区役所の会議室や電話などを使って相談を受けていたということです。
市は家族の状況を確認したうえで、去年6月から岩崎容疑者のおじやおばに対する訪問の介護サービスを開始していたということです。
市 手紙でのやり取りも提案
川崎市の会見によりますと、岩崎容疑者の親族から訪問の介護サービスを導入するにあたって、「おじやおばとのコミュニケーションをどう取っていけばよいのか」と相談を受け、岩崎容疑者と手紙でやり取りする方法を提案していたということです。
そのうえで、市側が岩崎容疑者本人と連絡をとったり、考えを確認したりすることはなかったということで、川崎市は「人に会いたくないという人に無理に介入することはいいことではない。親族側が言いたがらないことを言わせることも信頼関係の構築につながらない」と説明しました。
そのうえで、市側が岩崎容疑者本人と連絡をとったり、考えを確認したりすることはなかったということで、川崎市は「人に会いたくないという人に無理に介入することはいいことではない。親族側が言いたがらないことを言わせることも信頼関係の構築につながらない」と説明しました。
親族から「ひきこもり傾向にある」
川崎市は記者会見で岩崎容疑者の親族から相談を受けた際、容疑者が長期間、仕事に就かず、ひきこもり傾向にあると聞かされていたことを明らかにしました。
市の会見によりますと、岩崎容疑者はおじやおばと同居していましたが、ほとんど会話がなかったため、ことし1月、おじやおばは容疑者の気持ちを確認するため、手紙を書いて渡したということです。
これに対し、岩崎容疑者は数日後、「自分のことは自分でやっている。食事、洗濯を自分でやっているのにひきこもりとは何だ」などとおばに話したということです。
その後、親族から、しばらく様子を見るつもりだと連絡があったため市は、その意向を尊重して様子をみることにしたと説明しました。
市の会見によりますと、岩崎容疑者はおじやおばと同居していましたが、ほとんど会話がなかったため、ことし1月、おじやおばは容疑者の気持ちを確認するため、手紙を書いて渡したということです。
これに対し、岩崎容疑者は数日後、「自分のことは自分でやっている。食事、洗濯を自分でやっているのにひきこもりとは何だ」などとおばに話したということです。
その後、親族から、しばらく様子を見るつもりだと連絡があったため市は、その意向を尊重して様子をみることにしたと説明しました。