週刊現代 によるストーリー • 1 時間 (2024/1/15)
今年はなぜか…
波乱の幕開けとなった2024年。年始には皇室内での「力関係の変化」を感じさせる出来事があった。
令和への代替わり以来、1月1日に天皇皇后両陛下はそろって、上皇ご夫妻のもとへ新年のあいさつにいらっしゃるのが恒例行事だった。しかし今年は例年と異なり、両陛下は足を運ばれなかったという。その裏側について、宮内庁関係者が打ち明ける。
「上皇ご夫妻側から、あいさつに関するお知らせが両陛下には届かなかったようなのです」
つまり上皇ご夫妻の方から、新年のあいさつを遠慮されたと見られる。異例な事態の原因と思われるのが、ネット上で過熱する美智子さまへのバッシングだ。
「両陛下が上皇ご夫妻のもとを訪れると、ネットでは『また上皇夫妻が呼びつけている』とたたかれます。よくお召しになっているお帽子が小皿のように見えるので、SNS上では美智子さまを『皿婆』などと揶揄する声も多い。昨年10月には月刊誌『文藝春秋』でもこの誹謗中傷が取り上げられました。
そういった批判を美智子さまが気にして、今年は遠慮されたのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
お代替わりから今年で6年目。根強く残る「二重権力」という見方が変わる日は来るのだろうか。
さらに関連記事【皇室記者が現場で感じた、新天皇夫妻と上皇夫妻の「大きな違い」】では、お二人の違いについて詳しく論じる。
「週刊現代」2024年1月13・20日合併号より