「避難者、着替えが足りない」 倉敷市長、支援呼びかけ
小沢邦男
2018年7月9日07時38分 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASL786K59L78PPZB00Q.html?ref=msn
岡山県倉敷市の伊東香織市長は8日、会見で大規模に冠水した同市真備町について、避難所に約8千人が身を寄せていると説明した。避難者は何も持たずに逃げてきた人ばかりだといい、「みなさん着替えが足りない。シャツやズボン、下着も靴も靴下も」と支援を呼びかけた。
伊東市長によると、避難者は、小学校など真備地区の4施設に計3513人。市内のほかの地区の避難所にも計4708人が身を寄せているが、そのほとんどが真備地区から移ってきた人たちだという。避難者の健康状態については「透析が必要な方は地区外の病院への転院をお願いしている。重篤な方がいるとは聞いていない」とした。
真備町地区では住宅が約9千戸あるが、市は浸水家屋は約4600戸と推計。その大半が2階まで水につかったという。
伊東市長は、8日夕までに自衛隊や消防が住民ら1850人を救出したと説明。一方、死者や行方不明者、取り残されたままの要救助者は「救出作業で手いっぱい」などと市として把握できていないとした。(小沢邦男)
倉敷市長「人命第一に手尽くす」 会見で真備住民救助要求を受け
山陽新聞 http://www.sanyonews.jp/article/747189/1/?rct=kurashiki_sojya
倉敷市の伊東香織市長は7日午後4時半、市役所の市災害対策本部で会見し、真備地区の一部が冠水し多くの住民が救助を求めていることを受け「人命を第一に、あらゆる手を尽くす」と話した。
真備地区では、県を通じて派遣要請した自衛隊をはじめ、警察や消防などが連携し救助に取り組んでいるが、人的被害は「(現時点で)数字がまとまっていない」と述べた。救助の難航については「記録的な大雨で河川の水位が急激に上昇し、破堤で浸水域が広くなった。なかなか(現場に)近づけないのが大きい」とした。
真備地区では、県を通じて派遣要請した自衛隊をはじめ、警察や消防などが連携し救助に取り組んでいるが、人的被害は「(現時点で)数字がまとまっていない」と述べた。救助の難航については「記録的な大雨で河川の水位が急激に上昇し、破堤で浸水域が広くなった。なかなか(現場に)近づけないのが大きい」とした。