、与野党で合意に至らない場合は1日午後の衆議院本会議で採決して会期を議決することもやむをえないという声が出ています。
特別国会の会期折り合わず 与野党であす改めて協議
NHK 10月31日 18時51分
衆議院の各会派の代表者による協議会で、野党側が特別国会の会期を少なくとも30日程度とするよう主張したのに対し、与党側はひとまず会期を8日間と決めたうえで柔軟に対応する考えを示しましたが折り合わず、召集日の11月1日に改めて協議することになりました。
この中で野党側は、与党側が11月1日に召集される特別国会の会期を8日までの8日間にしたいとしていることについて「実質的な審議をするため少なくとも30日程度の会期が必要で、8日間の会期は認められない」と主張しました。
これに対し与党側は「ひとまず会期を8日間と決めたうえで、野党側の要望も踏まえて前向きに模索したい」と述べ、柔軟に対応する考えを示して理解を求めましたが折り合わず、召集日の1日午前に開かれる協議会で改めて協議することになりました。
与党側としてはギリギリまで調整を続けることにしていますが、与野党で合意に至らない場合は1日午後の衆議院本会議で採決して会期を議決することもやむをえないという声が出ています。
立民 枝野代表「『謙虚』は中身伴わず」
立憲民主党の枝野代表は党の両院議員総会で、1日に召集される特別国会について「憲法の規定に基づき臨時国会の召集を求めてきたが、来年の通常国会まで実質審議を行わず総理大臣の指名などだけで終わらせてしまうのは憲法の趣旨にも反する事態だ」と述べました。
そのうえで枝野氏は「『謙虚な姿勢で臨む』と政府は口をそろえて言うが、新たに選ばれた国会議員の質問にも答え、説明責任を果たすのは当然で、残念ながら『謙虚に』という言葉自体が中身を伴ったものではないと言わざるをえない」と述べました。
そのうえで枝野氏は「『謙虚な姿勢で臨む』と政府は口をそろえて言うが、新たに選ばれた国会議員の質問にも答え、説明責任を果たすのは当然で、残念ながら『謙虚に』という言葉自体が中身を伴ったものではないと言わざるをえない」と述べました。
希望 代表選挙のため規約見直し
希望の党は31日午後、国会内で会合を開き、国会議員の共同代表を選ぶ選挙を実施するため、2日に党の両院議員総会の開催を求め、具体的な選出方法などを定めた規約の見直しを行うことを確認しました。
維新 片山共同代表「審議やれ」と求める
日本維新の会の片山共同代表は党の両院議員総会で、1日召集される特別国会について「われわれは『審議をやれ』と求めている。税金をいただいて働かないのは国民に申し訳ない。ぜひ審議をして、われわれの立場を国会論戦ではっきりさせたい」と述べました。
そして、両院議員総会では特別国会での総理大臣指名選挙への対応について片山共同代表に投票することを決めました。
そして、両院議員総会では特別国会での総理大臣指名選挙への対応について片山共同代表に投票することを決めました。