とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

天木直人のブログ:イランを失望させた日本とそれを報じない日本のメディア、他  2019/05/17

2019年05月17日 10時18分53秒 | 時事問題(日本)

日米地位協定さえも無視する米軍と何も言えない日本

2019-05-17

 

 きのう5月16日の東京新聞がスクープ報道し、きょう5月17日の朝日と毎日が後追い記事で書いた。

 米海軍佐世保基地で警備を担う日本人の従業員が拳銃を携行したまま基地外の公道を歩いて移動している事がわかったと。

 これが事実なら銃刀法違反である。

 またひとつ、日米地位協定は日本の法律に違反する治外法権的な条約である証拠が見つかった。

 そう思っていたら、日米地位協定ですら、拳銃を携行したまま基地外を通行することは禁じているという。

 つまり、米軍は日米地位協定さえも無視して来たのだ。

 さらに驚いたのは、この日米地位協定違反の事実を防衛省は知っていて、再三にわたって米側に中止を求めてきたが、米側は一切応じようとしなかった、と書かれているところだ。

 もはやここまで来れば在日米軍は日本の支配者だ。

 令和の時代に入っても何も変わらないのなら、日本の将来は絶望的だ。

 そうさせてはいけない(了) 

 

イランを失望させた日本とそれを報じない日本のメディア

2019-05-17

イランのザリフ外相が来日し河野外相と安倍首相と会談した。

 各紙の報道を見ると、イランが日本に米国との仲介役を期待し、日本は緊張緩和に向けて努力を惜しまない(河野外相)と応じたとなっている。

 しかし、事実はそんなきれいごとではない。

 トランプ大統領はイランが先に手を出す事をそそのかしているように、対イラン包囲網を強化している。

 たまりかねたイランはザリフ外相を米国以外の主要国に派遣し、理不尽な米国の経済制裁に同調しないよう必死で要請して回っているのだ。

 それほど事態は緊迫しているのだ。

 しかし、日本は今回も二枚舌外交に終始した。

 イランは合意を守っていると河野外相に言わせておいて、安倍首相みずからは、状況が緊迫している事を懸念していると、イランに自制を求めている。

 当然ながらザリフ外相は不満を表明して日本を後にし、中国に向かった。

 その事を共同が次のように報じている。

 すなわち、ザリフ外相は16日午後、東京都内で共同通信などのインタビューに応じ、「日本は何ら行動を取っていない」と不満を表明したと。

 日本のメディアは曖昧にしているが、まさしくこれが今度のザリフ外相の訪日のすべてなのだ。

 トランプ大統領は戦争覚悟でイランを締め付けようとしている。

 そのトランプ大統領との関係をすべてに優先する安倍首相は、もうすぐトランプ大統領を令和初の国賓として日本に迎える。

 そんな安倍首相だから、ザリフ外相に向かって、「中東情勢が大変緊迫している事を懸念する」と表明し、イランによる核合意の履行継続を求めた(5月17日毎日)のだ。

 それを言うならトランプ大統領に向かってだろう。

 ザリフ外相が記者会見で不満をぶつけるの当然だ。

 しかし、ザリフ外相は日本のそのような対応は織り込み済みだ。

 満面の笑顔を浮かべて、日本の後に中国に要請に行くと語っていた。

 イランの石油を購入し続ける中国への謝意表明である。

 安倍首相の得意芸である二枚舌は、外交には通用しない。

 ましてや、中東に対して二枚舌外交を行えば、死活にかかわる事になる。

 米国の中東政策に対してだけは、日本は対米従属であってはならないのである(了)

 

2019-05-17

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