「希望持って歩める年に」天皇陛下
昨年も、地震や台風、大雪などの自然災害が各地で発生したほか、新型コロナウイルス感染症が引き続き社会に大きな影響を与えた年になりました。また、物価の高騰なども加わり、皆さんには、御苦労も多かったことと思います。
昨年は、沖縄の本土復帰から50年という年でした。皇后と共に沖縄県を訪れ、沖縄戦で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、平和の大切さを改めて心に刻みました。現在も世界各地で戦争や紛争が頻繁に起こり、多くの人々の命が失われていることに深い悲しみを覚えます。国際社会において、それぞれの立場の違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力し合うことの大切さを強く感じます。
昨秋、ほぼ3年ぶりに地方を訪問することができました。行く先々で多くの方に温かく迎えていただいたことを、うれしく、また有り難く思っています。大変なことも多いと思いますが、人々が、これからもお互いを思いやりながら支え合い、困難な状況を乗り越えていくことができるよう願っています。 新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります。
皇居で「新年祝賀の議」 女性皇族 ティアラなし
「国民の幸せと国の発展を」 皇居で新年祝賀の儀(2023年1月1日)
【独り言】令和5年は、皇室としては、まず昨年国会に報告された皇族数確保の方策問題。これを前進させること。そして、もう一つは5月の英国王チャールズ3世の戴冠式。英国や他の王室の動向を勘案しながら、是非、両陛下が御参列できるよう、外より機運を盛り上げること。
独り言】新年祝賀の儀は、元は古代の元日節会で、天皇が出御し臣下や公家たちと宴を行うものだった。明治以降は1月5日に新年宴会となり、親任官や華族、各国大使らで行われ、現在の新年祝賀の儀は首相等の三権の長や旧堂上華族、各国大使らで行われる。宴はなく、参列者に御節料理が下賜されるのみ
【独り言】元々、御誕生日に際しての記者会見をやるようになったきっかけは、1996年に海外誌が報じた「鳥籠の中のプリンセス」。あれで騒ぎとなり、払拭するために東宮妃単独の記者会見が2002年まで続いた。会見は国民がというより、マスコミの要求に過ぎないのだけれど…→続
→仮に肉声を伴う記者会見となるなら、単独よりも、天皇陛下と御一緒の記者会見の方が負担が少ないと思う。となると、御結婚30年がチャンスではある。尤も、個人的には文書回答でも十分なのですが、最終的には皇后さまが御体調と相談して、だと思います。自分の言葉で記者会見すべき方は他にいますから
【皇室】皇居で新年祝賀の儀 天皇陛下「国民の幸せと国の発展を祈ります」
【新年】天皇皇后両陛下と愛子さまが上皇ご夫妻に挨拶