今日、予定されていた改正入管法の投票に対して、立憲民主党が斎藤法務大臣への問責決議案を提出して流会になった。この法案は、改正でなく改悪だ。強制送還を容易にするための改正だ。日本での難民認定率は、著しく低い。1%以下だ。40%位の欧米の難民認定率に比べると、日本の認定率の低さが際立っている。世界中で難民が発生している。先進国は、難民を救済するのが義務と考えている。日本は、戦争や政治的迫害で苦しんでる人々に対して、冷たい。自民党政府の保守的価値観は、時代遅れだ。外国人を害国人としてか見てないようだ。多くの国民も外国人の定住は、好まないようだ。日本にとっていい外国人とは、1週間位、滞在してたくさん買い物をしてくれる人々だ。定住外国人が増えたら犯罪が増えるとか、そんな感じで見ている日本人が多いようだ。江戸時代に260年間も鎖国し、国境も海の国では、閉鎖的意識は変わらない。テレビには、良く外国人が出演するが、アクセラリーのような存在だ。花瓶の花なら許される。外国人が待遇改善や給料値上げ、選挙権を要求するなら、生意気だ、日本から出て行けとヘイトスピーチされるのがおちだ。日本は、国と言うより村なのだ。よそ者に対しては、警戒する。従わないない者に対しては村八分だ。無視、いやがらせだ。それは、日本人に対しても行われる。都会暮らしの日本人が田舎生活を始めて、良く村八分を受ける。その国際版が、外国人に対しての嫌がらせ、入管行政だ。国境が海の国で生活している人々にとって、外国人の定住は、日本人の心の壁を壊されるような感じがするのかもしれない。日本の文化を尊重しなければいけないが、外国人にとっても自分の文化を馬鹿にされたり、存在そのものを否定されるのでは、おもしろくないであろう。今の自民党政府は、時代の流れから完全に遅れている。時代を呼吸してない。だから、時代遅れの改正入管法を作りたがるのだ。自民党政府が外国人の定住化を拒否しても、日本は多くの外国人を受け入れざるを得ないであろう。なにしろ人口がどんどん減っている。2040年には、1100万人もの労働力不足になると予想している。労働移民を入れないと、社会が回らなくなる。時代に逆行する法案を作った事が後悔する時が来る。改正入管法に賛成した政治家の名前は、永遠に記憶されるだろう。人間性に欠けた法律を作った事に反省する時がくる。