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改正入管法が可決  バリケイト伊東

2023-06-09 12:42:04 | 政治

 昨日、委員会で改正入管法が可決した。今日の本会議でも可決されるだろう。与党が提出したLGBT法案もかなり修正して可決されるだろう。二つの法案は、今の日本の人権状況を物語ってる。日本の人権状況は、先進国としては最低レベルだ。G7の国々では、LGBT者に対しての様々な法案がある。日本は、ようやく作られるのだ。50年の時間差がある。難民に関しても、G7国では、40%位認定される。日本では、1%以下だ。今回の改正案では、強制送還がやりやすくなる。難民認定3回して認められなければ自動的に強制送還だ。国に返されれば、警察に捕まり拷問を受けるかもしれない。殺されるかもしれないのだ。血も涙もない法案を作って日本は、人権を守る国ですなんて国際的にアッピールする。日本は、難民を入れさせない法案を作って、守りたい物は何なのだ。民族の純血性なのか。難民や移民が大勢入ってくれば、日本人との結婚も増える。混血が増えれば日本人の純血がけがされるとでも、思うのか。本音は、隣に言葉も通じない、肌の色も違う、文化も違う外国人が住むのを多くの日本人は歓迎しないようだ。改正入管法に賛成する自民党や維新、公明党、国民民主党の政治家達の閉鎖的、人権軽視の態度は、今の日本人の平均的感覚なのだ。私みたいに東京生まれで、東京育ちの人にとっては、外国人が町にうろうろ歩いてるのは普通だ。違和感はない。地方やいなかでは、外国人はなんとなく怖い存在のようだ。意思疎通をはかるにも、日本人の語学力の低さは問題だ。国際語の英語を喋れる人は、少ししかいない。英語だけが国際語ではない。アラブ語しか喋れないイラク人と日本語しかしゃべれない日本人では意思疎通は難しいであろう。歴史的に鎖国したり、国境が海という地理的要因も日本人の心を閉鎖的にしている。自民党の国会議員の多くは地方出身だ。地方では、外国人を簡単には受け入れない。日本人だって都会出身者はいじめれれる。田舎でアフリカ出身の肌の黒い2mもあるようなでかい男が隣に住まれたら、多くの日本人は怖くて近寄れないであろう。町中のうわさ話になる。女性がレイプされるかもしれないとか、畑から農産物が盗まれるかもしれないとか、会っても目をそらすとか、馬鹿馬鹿しい心の変化が起きるのだ。地方出身の国会議員でも同じような感覚なのだ。日本人だけで社会を回したいのだ。日本人の心の改革は進まないが、いやでも人口減少に伴って労働力不足になり、移民を大量に入れざるを得ない時が来る。悪法を作って外国人の流入を止めるやり方は通用しなくなる。2023年は、日本の入管行政の変換点になる。悪法が日本人の意識を変えるだろう。