大谷がオープン戦でホームランを打ってくれた。何もいい事ない日本にスカットした一発だ。しかし、快晴を曇らせる数字が発表された。日本の2023年の出生数が発表された。758631人だ。前年より2万人ぐらい少なくなっている。ずっと出生数は下がり続けている。政府の異次元の少子化対策とは、まったく掛け声だけだ。日本は何やっても人口は増えない。後、4、5年もすれば50万人を割り込むのではないか。今も深刻な労働力不足、若い労働者がいない。今後さらに労働力不足は加速する。死者は年間150万人位だ。年間75万人位人口が減っている計算だ。単純計算で10年で750万人、20年で1500万人減る。世界でもこんな急激な減り方する国は日本位だ。労働力の不足ばかりでなく、需要が市場が縮小してゆく。コンビニやスーパーも店舗数が減るだろう。学校も急激に廃校になる。空き家は今も850万戸ぐらいある。さらに2040年頃には1000万戸を超えるだろう。ふくらんでいた風船が空気が抜けて小さくなる感じだ。政府が結婚してくれ、産んでくれとお願いしても、反応はもう一つだ。日本では人口は増えない。減るだけだ。とりあえず、今の労働力不足に対応して、外国人労働者を受け入れるしか方法はない。日本は伝統的に外国人の定住を嫌がる国だ。入管行政を見れば良くわかる。外国人が増えると犯罪が増えるとか、外国人にまちが占拠されてしまうのではないとか不安なようだ。今が人口政策の抜本的な改革の始まりだ。日本人同士の結婚で増えないのであるから、移民を入れるか、少ない労働力でも機械化、ロボット化で対応するしかないであろう。100年後には日本と言う国は存在してないかもしれない。活力のない民族は、活力のある民族に吸収合併されてるかもしれない。日本の国力は確実に下がっている。日本の人口が3000万になっても、国として存在し機能しておかなければいけない。人口減少は味方を変えれば、いい事もある。人口が減れば食料自給率はあがる。日本の自給率は40%位だ。3000万人なら自給率は100%大丈夫でしょう。二酸化炭素の排出量も減る。医療などの社会保障のコストも下げられる。人口減少のプラス面とマイナス面を総合的に判断して政策を決定してゆくしかない。さほど深刻に考える事はない。後10年はなんとか大丈夫でしょう。