東京はいい天気だ。日本中で注目されていた兵庫知事選が斎藤知事の勝利で終わった。いったいこの選挙は何だったのだ。ほとんどの日本人は変な選挙だったと、感じている。知事選と言うより今の日本の政治風土、現代日本人の人間性、マスコミのいい加減さ、ネットのあぶなさ、社会全体の不安さをあぶりだした。選挙戦の最初はほとんど斎藤知事の人気なんてなかった。誰かが、ネットに知事支援の種火を入れた途端、火はまたたくまに広がった。最後は斎藤コールの大合唱になった。あれだけテレビで連日知事のパワハラ報道がされているのに、当選だ。今の若者は新聞は見ない。テレビもニュースは見ない、政治討論番組も見ない。見るのはバラエティ番組、歌番組、などだ。ネットは良く見る。ネット依存症という位見ている。暇さえあれば見ている。ネット上の情報は真偽を確かめず鵜呑みするようだ。斎藤知事のパワハラはなかった。マスコミ、特に、テレビは県政改革を進める斎藤知事を悪者に仕立てようとしている。テレビに対しての嫌悪感が若者にあるようだ。ネットには斎藤知事を中傷する記事もいっぱいある。それなのに、斎藤知事支援の情報を鵜呑みした。若者の間にはテレビは悪でネットは善だという思込みがあるのか。若者の感性はそんなに悪くはない。日本のテレビはくだらない番組のオンパレードだ。。圧倒的に食い物番組が多い。日本人の頭には食い物しかないのか。朝から深夜までラーメンうまい、カレーうまいと一日中放送している。バラエティ番組も一日中放送されている。中身はない。時間つぶしをしているだけだ。総じて軽い番組ばかりだ。政治番組は若者だけでなく多くの日本人にはつまらない。だからネットの虚構を信じてしまうか。テレビだって真実を報道しているわけではない。政治的に偏向報道もある。政治的中立性を標榜しているが、テレビもネットも真実は1%位だ。簡単に信じてはいけない。しかし、今後、選挙ではネット戦略は欠かせない。ネットを制する者が当選する。嘘でもネット上の情報を信じてしまう多くの日本人がいるのだから、嘘と言う刃物は使い方次第だ。結果として勝利すればいいのだ。来年は都議選、参議院選がある。訳の分からないぐちゃぐちゃ選挙が予想される。わけわからない選挙選でも、日本では暴動は起きない。外国のように暴動が起きた方がわかりやすい。断っておくが暴力を進めてるわけではない。日本特有の心理は理解しにくい。ネット偏重では幼児性愛者でも、麻薬常習者でも当選してしまうかもしれない。だから日本のネットは危ないものを感じるのです。あなたの常識が試されるのです。