今日は日本では建国記念の日だ。なぜ2月11日が建国記念の日なのか、何を持って建国記念の日というのか。渋谷の街を歩く若者に聞いても、今日は何の日と問われても答えられないだろう。祭日だから遊びに行こうか、その程度の感覚なのだ。右寄りの思想を持つ人からすれば今日は大切な日なのだろうが、軽い感じな扱い方だ。アメリカの独立記念日とか、ロシアの戦勝記念日とかその国の人にとっては重い意味を持つ記念日の感覚は、ほとんどの日本人にはない。1945年8月15日を建国記念日としたほうがいいのではないか。その日を境にして価値観がまったく変わってしまったのだから。ほとんどの日本人が意味がわからないのに、記念日にしたのは政治的圧力があったのか。建国を記念するための国が指導する大きな祭典が行われる事はない。政治結社が全国で小さな大会をやったのかもしれない。マスコミはほとんど報道しない。関心がないのだ。神話の世界に日本の歴史のルーツを求めるのか。私には神話の世界など興味ない。神話は作り話だ。史実ではない。日本で科学が証明するのは、縄文時代位からの歴史だろう。1万年位の過去だ。縄文土器は存在する。日本列島で生活した痕跡はたくさん残ってるが、縄文時代を象徴する日などないのだ。どうしても新たな建国記念の日を制定したいなら1月1日が一番いいだろう。日本人にとって1月1日は正月で一番めでたい日なのだ。わかりやすい。多くの日本人にとって記念日にする事に抵抗がないのではないか。2月11日を建国の日とした事はほとんどの日本人に意味がない。休みだから家族でスキーに行ったとか、バーベキューした、その程度の記念日なのだ。今のところ、日本で新しい建国記念の日の制定論議が行われる事はないだろう。日本が戦前返りになって、軍国主義の時代になれば、建国記念の日は重い意味を持つようになるだろう。なる事はない。アメリカに支配されてる国が軍国主義復活となれば、日本は完全につぶされる。