アメリカにある終末時計が90秒を示した。今の世界情勢を観察すると、人類に残された時間は本当に少ないようだ。時間を短くさせた原因は、中東での戦争、気候変動、大国による核兵器の使用、AIによる偽情報などの拡散と研究者は言っている。米ソ冷戦が終わった時の終末時計は17分もあった。今の90秒とは、人間がいかにあぶない綱渡りをしているかの表れだ。ガザでのイスラエルとハマスとの戦争はまったく終わる兆しが見えない。中東全体に拡大するかもしれない。世界大戦になるかもしれない。ロシアとウクライナの戦争も終わる兆しが見えない。プーチンは再三核兵器の使用を示唆している。もし、本当に核兵器が使用されたら、対抗上アメリカやEUの核兵器所有国は、核兵器を使うだろう。気候変動の大きな原因は人間によるところが大きい。二酸化炭素の排出量は年々増している。人間の限界がない欲望が地球を痛めている。信じられないような豪雨が降ったり、反対に雨降らず乾燥化が進んでいるところもある。気候が短期間に激しく変わる事は、人間生活にいい影響を与えない。人間の生存競争は激しくなり戦争につながってゆくのだ。近年のAIの進化は予想を超えて進化している。偽情報の拡散が戦争を引き起こすかもしれない。侵略なんか起きてないのに、海岸を軍隊が上陸してくる映像をネット上に流して、侵略が始まったと誤認させ、戦争が始まるかもしれないのだ。人類に残された時間90秒の意味は深い。しみじみと味わなければいけない。日本のあくびが出るような平和は虚構だ。虚構を自覚している日本人は少ない。平均的日本人は、終末時計は1時間あると思っているようだ。目覚めて下さいよ!永遠に平和は続かない。
裏金問題はほとんど捜査が終わりだ。一番裏金の多い安倍派の7人の幹部達は誰も起訴されず。本人達は秘書にすべてまかせていたから、何も知らないでとぼけている。国民感情とはかなりのずれがある。検察も証拠がなければ起訴できないのだ。政治資金規正法は穴だらけだ。規正法を作るのが政治家なのだ。自分等に厳しい法を作らない。秘書は起訴されても政治家は起訴されない。もっと厳しい法を作らなければいけない。世論も甘い。派閥を解散した位で、自民党の金に汚い体質は変わらない。資金集めのパーティや企業団体献金は完全に廃止にする。違反したら議員資格剥奪、秘書が勝手にやったと言わせないように、政治家にも責任を取らせる。連帯責任にする。違反行為があった時には、政党助成金を減額する。徹底的に厳しくするのだ。しかし、与党自民党が厳しい法を作るかは微妙だ。結局骨抜きの規正法になる可能性が高い。世論がもっと厳しい目を政治に注がなければ、また穴だらけの法改正になる。日本は何も変わらない。ひたすら腐ってゆくだけだ。
自民党が揺れている。岸田派だけでなく安倍派、二階堂派が解散を決めた。派閥の解散の流れを作ったのは岸田総理だ。いいねだ。誰にも相談せず岸田派の解散を決めた。普段、優柔不断で決断をしない岸田総理が重要な決断をすばやく決めた。しっかり考えて決断を下したのではないであろう。これ以上世論を敵に回したくないと考えたのかもしれない。政治刷新本部の結論が出る前に派閥解散の流れを決めた。派閥維持の麻生派や茂木派はあわてだらう。国民も岸田総理を見直したかもしれない。今の自民党には岸田降ろしは起きない。追い込めば岸田総理はやけくそに解散総選挙をやるかもしれない。今、衆院選挙をやれば多くの自民党議員は落選するだろう。岸田総理をいじめるわけにはいかないのだ。今回の派閥解散は岸田総理に有利に働いた。政権運営がやりやすい。派閥にさほど気を回す使用がなくなった。派閥が解散したからと言って、政治家の金の問題が解決したわけではない。パーティはやり続けるのか、企業団体献金は存続なのか。政治家に金が集まるシステムを直さなければいけない。金を渡す連中は見返りを期待しているのだ。給料や政党助成金以外の金が、政治家に集まらないシステムを構築しなければいけない。金集めのパーティは廃止、企業団体献金も廃止にしなければいけない。一番問題なのは国民が政治に関心がない事だ。今、永田町で政治スキャンダルでもめてるが、自民党本部に大衆が押し寄せて石を投げる事はない。日本の政治は活力を失っている。活性化させるには解散総選挙に踏み切る事だ。そうすれば、政治は熱くなる。
裏金疑惑で揺れる自民党が改革に踏み切るようだ。今日の岸田総理の記者会見で岸田派を解体するとはっきり言った。嘘ではないだろう。最大派閥の安倍派がどう出るかだ。解体するのか、しないのか解体すれば大きな進歩だ。麻生派は派閥を存続の意向だ。茂木派も存続だ。派閥を存続したほうがいいと考えてる議員は、自分等の利権が失われるのを恐れている。新人議員に政治のいろはを教えるのに派閥は教育機関の役割があるとも言っている。しかし、本音は金と人事を動かせるから派閥を存続させたいのだろう。派閥の解体は改革の一歩だ。自民党内で派閥解体議員と存続議員の間で抗争が起きるかもしれない。今までいいと考えている議員と、思い切った改革をしなければいけない議員の間で激しく争い、自民党が分裂して新しい政党ができるかもしれない。やくざの抗争事件に似ている構造になるかもしれない。自民党は時代を呼吸してない。時代は半導体の時代なのに、真空管を目指している。自民党は解体すべき政党だ。保守的な考え方の政治家と進歩的政治家に分裂するかもしれない。解体は時代の要求だ。大騒ぎして何も変わらないでは許されない。日本の政治を世界は見ている。独裁国家でもない限り、世界では政治は変化し、進歩してゆくのだ。へどろにはまって動けない動物みたいな日本の政治体制は徹底的に壊した方がいい。時代は自民党の解体を求めている。
東京地検による自民党の裏金疑惑捜査は、大漁とはいかないようだ。安倍派の幹部議員7人は起訴されないようだ。起訴されたのは今のところ池田議員だけだ。安倍派の政治家は安部会長や細田会長から支持されたと言って、私等は関係ないと、とぼけている。安倍も細田もすでにあの世に旅立っている。死人に口なしだ。あの世に旅たった人を調べる事は出来ない。今日の報道だと、二階派の会計責任者と岸田派の会計責任者が起訴されるようだ。大騒ぎして結局、裁判に持ち込める政治家は池田ひとりなのか。政治刷新本部も刷新しますよのポーズだけだ。騒ぎ終われば、今までと同じ何も変わらないのだ。派閥もなくならない、パーティもやり続ける、企業団体献金もなくならない、自民党若手なんて去勢された連中だ。何の行動も起こさない。野党も追及が甘い。国民も政治には関心がない。日本は閉塞と虚構のくそ溜りで腐るだけだ。こんな状況でも自民党の支持率が上がっている。能登半島地震で国民は不安になっている。立憲や維新、共産党では頼りないのかもしれない。寄らば大樹の陰なのか。自民党のほうが頼りになれると、思うのかもしれない。今年は解散総選挙がたぶんあるだろう。そして、自民党政権が続くのだろう。誰か日本を救う偉大な指導者出てこいや!今の日本にいる政治家はくそ野郎ばかりだ。