千代の思いやり弁当

千代は毎週日曜・祝日107歳のお向かいの方へ思いやり弁当をお届けしていました。悲しい事に11月9日旅立たれました。

3月20日 お彼岸お中日(おとき)

2012-03-20 17:42:27 | グルメ

お寺ではお彼岸の法要があり、婦人会がお昼のお弁当を作ります。

「今日は560食分用意しております。煮豆を入れているアルミホイルは600個です。」と

奥様がおっしゃいました。

私は黒豆ご飯を炊く係りです。一釜で80食分を7回炊きます。

庫裏の台所と本堂の調理室2か所で炊いていきます。

私は本堂で最後のご飯を炊き上げた時思わず「これが最後です。」

皆を元気づける意味もありました。

fusakoの嫁が「じゃあ後80食ね。」ほっとしたようにおっしゃいました。

そう言いながらもアルミホイルを見たのでしょう

「お豆さんが沢山残ってますよ。」

ええ~~。今まで作ったお弁当の数を累計しました。

408食。今から作るプラス80食。イコール488食。

560食にはならない。どうなってるの。あわてました。

アルミホイルは200個ほど残ってます。

すぐに携帯で奥様に連絡しました。

奥様が「こちらでまだ一釜炊いています。」と言われ

思わず 良かった! と思いました。

私の早とちりでした。

後まだ160食だったのです。皆ほっとしたようながっくりきたような感じでした。

ごめんなさい。

朝8時前から作り始め、終わったのは3時でした。

お疲れさまでした。


お向かいにはお寺の奥様の心配りで今日作ったお弁当を持参しました。

牡丹餅もくださったので一緒にお持ちしました。

  


その時、先日のお弁当のお礼を言われました。

甘酒が好評で何十年ぶりだったとか。

家内の両親が好きでよく作っていたとか。

今は家内がいないもので・・・・。などとおっしゃってました。

お向かいの奥様は今は病院なのです。もう10年くらいになります。

その元気だったころの奥様を思い出されたのでしょうね。


{甘酒を作って良かった。昔を思い出していただき良かった。}と思いました。






コメント
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