狐の日記帳

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『わたしは虚夢を月に聴く』/上遠野浩平

2020年04月09日 22時45分57秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、上遠野浩平の小説『わたしは虚夢を月に聴く』を読み返していました。

 探偵の荘矢夏美はある日、友人の妙ヶ谷幾乃から紹介されて女子高校生の少女の奇妙な依頼を受ける。
 依頼人自身が名前も姿も性別すら思い出せない友人を探して欲しいと依頼されて夏美は幾乃と共に調査を始めるのだが……。
 その結果、夏美は世界の真実と彼女自身の正体を知ることになる……。

 ナイトウォッチシリーズ三部作の第二作目です。


 夢か現かってお話で「この物語で現とされている世界も本当に現実?」と何処までも疑うことができます。
 シミュレーターの中にシミュレーターがあって更にその中にシミュレーターが……。

  ブギーポップシリーズの『VSイマジネーター』を読んでいないとわけが分かんなくなるところもありますが、面白かったですよ。
 楽しめました。



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