昨日は岡山市での所用のついでに岡山県立美術館に行って『形山コレクション茶碗 掌の銀河』を観ていました。
岡山県内の個人や企業が所有する作品を紹介する「おかやまアートコレクション探訪」の6回目で、抹茶茶盌のみを集めた個人コレクションの展示であります。
備前焼の金重陶陽。志野の荒川豊藏。萩の10代・11代三輪休雪。青白磁の塚本快示。
川喜田半泥子。岡部嶺男。石黒宗麿。等々の抹茶茶盌であります。
抹茶茶盌は難しいですね。
超一流の作家でさえも悩む陶磁器の作家泣かせであるからこそ、抹茶茶盌を観ればその作家がかなり分かってしまう。
技量も性格も考え方も作品に現れてしまう。
怖い怖い。
そして、どのような抹茶茶盌をコレクションするのか?
これも同じく性格や考え方が顕になってしまうのです。
ある統一性を観ることができて面白かったです。
同じ作家さんのものでも全く別の抹茶盌があるのですが、それを選んだということは?
選び方でも個性が出るものなのですね。
面白かったですよ。
興味のあるお方は、3月10日(日曜日)までなので是非とも御覧になってみてくださいませ。
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