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昨日の夜は、津田雅美の漫画『彼氏彼女の事情』の文庫版の第10巻を読んでいました。
主人公の宮沢雪野は成績優秀で性格も良い優等生。
でもそれは人から賞賛を浴びたいが為のたゆまぬ努力の結果。
彼女の本性は一番である為には努力を惜しまない見栄王だった。
しかし高校に進学した雪野にライバルが現れる。
お金持ちの息子・成績優秀・スポーツ万能・性格も良い有馬総一郎。
雪野は賞賛を我が身に一身に浴びる為、打倒有馬に闘志を燃やす……。
猛勉強でテスト学年1位を奪取し、総一郎からの告白もあっさり断る。
しかし、ある日わずかな油断から自分の本性を総一郎に知られてしまう。
雪野の弱みを知った総一郎は、雪野の本性を内緒にする代わりに自分が抱えている委員会関連の仕事を雪野に手伝わせる。
泣く泣くこき使われる雪野は、総一郎にも裏の顔があることを知る……。
裏の顔を持つ者同士で気が合った2人は友人関係になる。
しかし、やがて総一郎は雪野を拒絶するようになった。
雪野はどうすべきか分からず一人空回りを続けるが、見かねた総一郎が折れて和解。
雪野は、これからはお互い優等生の仮面を捨てて「自分に正直に生きよう」と目標を立てる。
親友の関係となった2人は恋心を増し、総一郎は改めて雪野に告白する。
有馬の実父である怜司は、ニューヨークで注目を集めるピアニストになっていた。
日本に帰国した彼は有馬を攫って有馬を連れ回す。
自分を捨てた実父に反発を覚えていた有馬だったが、養父に実父のことを詳しく聞いて……。
文庫版は第10巻で完結でありました。
宮沢雪野さんは良い意味で図太いです。精神的にタフ。なので動じない。何があっても堂々としています。
繊細な総一郎君は彼女に救われます。
面白かったですよ。
楽しめました。
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