狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

友人とは私を怒らせることなく私を笑うことのできる人間である。

2018年01月29日 20時52分34秒 | 知人、友人に関する日記




 先日のこと。
 隊長! 体調が少しだけ悪いです。と呟きながら仕事帰りにたりらりんとふらふらと歩いていたら、友人達の待ち伏せに遭いました。orz。
 奴らは私が体調が悪いと何処かから聞きつけて体調の悪い私を嘲り嗤う為に私の前に現れます。
 それはともかくとしてもだ。君達。事前に連絡を入れなよ。お願いだから。私にも都合があるのだよ。暇ではないのだよ。
 まずは「ご機嫌如何?」と挨拶をせねばなりません。
 「ご機嫌如何?」と挨拶した後に友人達に対応しました。

 友人達は、「体調を少しだけ崩したそうだね!」「ふらふらしているそうだね!」「そんな君を嘲笑いに来てやったぞ!」「無様なのです!」と云うのです。
 友人達は一人の時はおとなしいのに4人揃うと変てこな方向で息がぴったり。私に隠れて台詞回しの練習でもしているのかしらん?
 そして私が体調を崩したことを何で知っているのだろ? 何処から聞きつけてくるのだろ?
 「我等の情報源については内緒だ!」「君のことは全てまるっとお見通しだ!」「我等に隠し事はできぬぞ!」「観念するのです!」
 むぅ。内緒かぁ。でもって全てまるっとお見通しなのかぁ。
 良いでしょう。見るがよい。お仕事中に体調不良となった者の無様な姿を。そして嗤うがよい。

 友人達は私の姿を見てひとしきり嗤いました。
 指を指して嗤いました。大爆笑でした。
 そこまで嗤わなくてもよいのに。


 散々嗤った後で友人達は、「我らは体調が少し悪い君を看病しにきたのだ!」「看病するふりをして弱った君をおもちゃにできると思ってきたのだ!」「おとなしく我らの世話になるのだ!」「観念するのです!」と述べました。
 ちょっと待てこら。一人本音が混じっているぞ。隠せ。それは隠せよ。
 「直ちに君の部屋に向かうぞ!」「今宵は君の部屋で遊ぶぞ!」「君の部屋で君をお世話するぞ!」「観念するのです!」
 いやいやいやいやいやいやいやいや。お世話をしてもらうほどは体調は悪くないです。遠慮します。でもって一人本音が混じっているって。駄目だって。本音は隠せよ。
 しかし友人達は、「君の意見は聞いていません!」「今日は君の部屋で遊ぶぞ!」「直ちに君の部屋に向かいます!」「観念するのです!」と言うのです。
 勘弁してください。君達と遊んでいると体調が本格的に悪くなりそうです。勘弁してください。 
 「問答無用です!」「準備はできているのです!」「一緒に来てもらいます!」「観念するのです!」
 まぢで私の部屋に来る気なのですか?
 「まぢです!」「本気と書いてまぢです!」「私達はいつでも本気です!」「観念するのです!」
 さすがは我が友人達。人の都合などお構いなしに清々しいほど欲望に忠実で尚且つ容赦ない。天晴な生き方です。

 その日は、私はその場から逃げ出す体力がありませんでした。
 何時如何なる時も逃げ出すだけの体力は確保しておかなければならないのに。体調が少し悪く逃げ出すだけの体力がありませんでした。そして油断していました。
 哀れなる哉。油断しきった者よ。
 私・狐は友人達に腕をがしっと掴まれて、私の部屋に連れていかれてしまいました。私の部屋なのに。
 そして友人達から手取り足取り上げ膳据え膳の熱烈な歓待を受けお世話されてしまいました。
 そして、ありとあらゆるところを好き放題にされてわやくちゃにされてしまいました。

 無念であります。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ディザインズ』3巻/五十... | トップ | 我々は中傷・偽善・裏切りを... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

知人、友人に関する日記」カテゴリの最新記事