狐の日記帳

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『素足の季節』/小手鞠るい

2020年04月17日 15時46分11秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、小手鞠るいの小説『素足の季節』を読み返していました。

 県立岡山A高校に入学した杉本香織は、隣のクラスの間宮優実と知り合いになり友達になる。
 香織は読書が好きで妄想が好き。中学生の時のある出来事がきっかけで友情や信頼という言葉が信じられなくなっていた。
 しかし優実と出会ったことで頑なな心がほぐされていく。
 ある日、優実は廃部となっていた演劇部を復活させると言い出す。
 そして香織に演劇部を立ち上げるので部員になって欲しいと頼み込む……。
 香織は断っていたのだけれども……。



 岡山県の進学校は私立よりも公立が強くかつては選抜方式もあって他県とは少し趣が違うのかもしんない。
 進学校で県立岡山A高校となるとあそこかぁ。と思いながら読んでいました。
 この小説のモデルとなった高校は岡山県の中では進学校として名高い高校なのです。
 私は倉敷に住んでいたので学区外。私は倉敷の進学校に通っていました。
 私が通った高校は部活動を奨励する変わった進学校であったので、この小説のモデルとなった高校とは少し雰囲気が違います。年代も違うし。
 でも方言は懐かしい。
 今は私の周囲の人達はきつい岡山弁は使わない人が多いのです。
 私も幾つか転々としたことがあるので純粋な岡山弁を使うことができなくなっています。
 昔は岡山弁で喋ってた。懐かしい。

 私の高校時代は灰色だったなぁ。と読みながら思い出してしまいました。
 主人公達は少女なのですが、大人に向けたお話であります。

 面白かったですよ。
 楽しめました。



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