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野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

富士とシモバシラ

2010-01-09 | 登山
1月7日七草粥を食べてから、高尾山へ富士とシモバシラを見に出かけた。朝9時半登山口は正月の混雑ぶりも一段落したようで、いつもの平日の人出に戻っていた。




 着いたのがシモバシラ観察には遅かったので、久しぶりにケーブルカーに乗ることにした。6分足らずであっという間に上に着いて歩きはじめる。

 蛸杉



 小一時間ほどで高尾山頂へ着いた。



 山頂見晴らし台からの富士はいつ来てみても素晴らしい、周りからも歓声ともうめき声ともつかない声が上がる。



 山頂から先はモミジ台、一丁平と緩やかな奥高尾の稜線歩きが始まる。人もめっきりと少なくなり、左手に富士山を見ながら静かな山行を楽しむことができる。






 30分も歩かないうちに一丁平に着いた。この辺がシモバシラの観察場所となっているのだが、数年前から通行規制をされるようになってしまった。多くのシモバシラは立ち入ることのできない中にあるので、道端にあるもので我慢しなくてはならない。ミシュラン登録以来登山者が急増したので、仕方のないこととはいえ残念。












 最近は天気が良い日が続いているせいか、例年より小さめのシモバシラだ。












 城山付近まで来た。この辺にも少しだけシモバシラの見られる場所がある。






 城山から都心方面を望む



 城山の茶店で缶ビールを購入。



 ここから先相模湖畔までは東海自然歩道が整備されている。



手前に少しだけ相模湖が覗ける。






 昼には少しだけ早いが缶ビールとおにぎりを出して、芝生に座り込み富士三昧を決め込んだ。この日は展望がよくきいて、富士の北西の側には南アルプスの峰々まで望むことができた。






 城山からはまるで人気のない山道を大垂水峠へと降りた。






 登り返した大洞山付近でシモバシラが少しだけ見られた。お昼を廻ったので少し溶けはじめてしまっている。















 朱の混じった綿毛のきれいなコウヤボウキ



 コンピラ山、中沢山と500m前後の山を上り下りする。起伏は大したことはないのだが長丁場なので、正月で鈍った足が悲鳴を上げ始めた。暫く行くと右手に相模川が見えてきた。



 沼本ダムの付近



 名手橋付近、傾きかけた冬日に照らされた水面が幻想的だった。



 途中梅の木平への道が決壊し、工事中とのことで南側に大廻りすることになった。歩数も2万歩を優に超え足が重く痛い。やっと展望台のある草戸山に辿りついた。



 ここからさらに暗くなり始めた杉林の中を一時間も歩いた。歩き続けてはいるものの体はどんどん冷えてきて、高尾山口に着いた時には3時を大きく廻っていた。