伊豆沼
2010-01-14 | 旅行
最後の18きっぷを使って雁の越冬地として名高い伊豆沼を訪ねた。新幹線を使えば3時間足らずの道のりを、各駅停車を乗り換え9時間かかってやっと辿り着いた。宿は前回もお世話になった野鳥の会公認の本吉旅館。もっとも伊豆沼のある新田駅近くには泊れる所はここしかなく、早朝のマガンの飛翔は仙台や一関に泊ったのでは見ることは出来ない。
翌朝、6時ちょっとすぎに旅館を出た。日の出は7時頃ということで、まだまだ辺りは暗い。踏切に差し掛かった時、仙台行きの電車がやってきた。カンカンという警笛が妙に懐かしく感じられる。

5分もかからず沼に辿り着いた。

西の空には糸月が落ちかかっている。


6時40分になった。気の早い群れが少しずつ飛び立ち始めている。


遠目では優雅に飛んでいるように見えるのだが、頭上を飛んでいく群れを見ると結構スピード感がありなかなかの迫力だ。あっという間に通り過ぎていき、なかなかカメラでとらえるのが難しい。それでも真上を飛んでいくときの羽音まで聞こえるのが嬉しい。

少ししたらワサワサっという音とともに、幾つかある大きな群れのうちの一つが動き出した。水面に小山ができる。



きれいな編隊を作って北東の方角へ飛んでいく




観察館の傍にはハクチョウやカモたちがいるのだが、半分だけ野生の彼らにはまだまだ朝が早いようで、一部のものを覗いてはまだ就寝中だ。



7時を廻って随分と明るくなってきた。

陽が差しこみ気が緩んでいた時、一番手前の大きな群れが飛び立ち始めた。






雲の切れ間から漏れてきた日差しに白鳥や鴨たちもやっと身動きを始めたようだ。

雁の飛び立った後の伊豆沼はがらんとしていて、何もなくただ広い。どこか虚ろで寂しげだ。

一旦宿へ帰って食事をいただき、再び沼に戻ってきた。



電車に乗るまでの短い時間、近くをぶらついてみた。置き去りにされた船の屋根にはゴイサギが止まっている。近寄ろうとすると足元の草むらからキジが飛び出した。頭上をトビが旋回し、葦原の合間をホオジロの群れが飛びまわっている。


明るくなり靄も晴れ、対岸がはっきりと望めるようになってきた。10年位前に沼を歩いて一周し野鳥を観察したことがあった。内沼まで含めて歩いたので、5時間以上もかかってしまい、余りの広さに驚かされたのを思い出した。

電車の時間が近づいてきたようだ。ひとつ逃がすと大変なことになる。小走りで駅まで戻った時には踏切の警戒音とともに電車の近付く音が聞こえてきた。
翌朝、6時ちょっとすぎに旅館を出た。日の出は7時頃ということで、まだまだ辺りは暗い。踏切に差し掛かった時、仙台行きの電車がやってきた。カンカンという警笛が妙に懐かしく感じられる。

5分もかからず沼に辿り着いた。

西の空には糸月が落ちかかっている。


6時40分になった。気の早い群れが少しずつ飛び立ち始めている。


遠目では優雅に飛んでいるように見えるのだが、頭上を飛んでいく群れを見ると結構スピード感がありなかなかの迫力だ。あっという間に通り過ぎていき、なかなかカメラでとらえるのが難しい。それでも真上を飛んでいくときの羽音まで聞こえるのが嬉しい。

少ししたらワサワサっという音とともに、幾つかある大きな群れのうちの一つが動き出した。水面に小山ができる。



きれいな編隊を作って北東の方角へ飛んでいく




観察館の傍にはハクチョウやカモたちがいるのだが、半分だけ野生の彼らにはまだまだ朝が早いようで、一部のものを覗いてはまだ就寝中だ。



7時を廻って随分と明るくなってきた。

陽が差しこみ気が緩んでいた時、一番手前の大きな群れが飛び立ち始めた。






雲の切れ間から漏れてきた日差しに白鳥や鴨たちもやっと身動きを始めたようだ。

雁の飛び立った後の伊豆沼はがらんとしていて、何もなくただ広い。どこか虚ろで寂しげだ。

一旦宿へ帰って食事をいただき、再び沼に戻ってきた。



電車に乗るまでの短い時間、近くをぶらついてみた。置き去りにされた船の屋根にはゴイサギが止まっている。近寄ろうとすると足元の草むらからキジが飛び出した。頭上をトビが旋回し、葦原の合間をホオジロの群れが飛びまわっている。


明るくなり靄も晴れ、対岸がはっきりと望めるようになってきた。10年位前に沼を歩いて一周し野鳥を観察したことがあった。内沼まで含めて歩いたので、5時間以上もかかってしまい、余りの広さに驚かされたのを思い出した。

電車の時間が近づいてきたようだ。ひとつ逃がすと大変なことになる。小走りで駅まで戻った時には踏切の警戒音とともに電車の近付く音が聞こえてきた。
