秩父ミューズパーク「癒しの森花の回廊」は春秋の二回季節開園する。去年秋にチチブムラサキランを見に行って、大いに期待を裏切られた所なのですが、今回も懲りもせずに訪ねてきました。入園料300円が花未開花ということで250円にされていたのですが、そもそもお金を取るだけのレベルになっていませんでした。尤も埼玉県の副市長を務めた田代某が社長の秩父開発機構がやっている事業だから、天下り先の確保さえ出来れば、何だってかまわないのだろう。。
この日はスポーツイベントが行われていて、スポーツの森は大混雑だった。人ごみをかき分け早速入園料を払って中へ入る。係りの人たちが皆一様に申し訳なさそうな表情を浮かべている。何故だろう、気になる。
入口すぐのヒメキンギョソウ。
ヤグルマギクも混じっている。
奥秩父の峰々が青い稜線を見せている。ここは元ゴルフコースだった場所のようで、あちこちにその面影が残っている。入口すぐの展望休憩場所も打ちっぱなしのゴルフ練習場のようで、お昼近かったのでここで持参の昼食を食べることにした。
ピンク花回廊と名付けられたヒメキンギョソウの群生地。花がスカスカしている。腹ばいになって視線を低くして見たが、
アイスランドポピーは更にスカスカ
300mの望遠を使って圧縮しているのでそれなりに見えるが、肉眼では殆ど緑の絨毯。
しょうがないのでマクロでごまかすことにしよう
ゴルフ場当時の除草剤の影響だろうか、周囲に生えている草花は自然のものが少なく、市街地で見かけるような雑草が逞しく繁茂している。
周囲に生えていたスミレ
キツネノアザミ
ここの唯一良いのは、武甲山と両神山が見られること
他は見るところなし、ツツジやサクラは完全に終わっていて、菜の花畑は更に悲惨な状態で、後は秋の花が準備されているだけ。僅かながらの入園者の殆どが、えーこれだけと言って帰ってしまう始末。このままじゃ、観光客はそっぽを向いてしまうのは間違いない。
せっかくのロケーションなんだから、提案を一つ。 入園料を1000円ほどにして、しっかりした庭園デザイナーに設計委託すること。
ここでの唯一の拾いものは、キバネツノトンボに初めて出会えたこと。草原の上を飛び回っていた時には、余りにすばしっこくて正体が判らなかったのだが、枯れ草の茎に止まったので何とか撮ることが出来た。
「花の回廊」私的にはお粗末の一言。
この辺で。