石長松菊園・お宿いしちょう 許せぬ罪

いきなりいしちょう首になった悔しさに裁判をしました!
職場復帰の約束を守ってもらえず、いきなり電話一本で首でした。

「オオキナヒント」    「物語」16

2020年04月29日 | 物語

まいちゃんのおばあさん、つまり吉村さんのお母さんから私も一つ大切な物をいただいている。

今の私の力の中にそれは生きている、何かは明の章で少しふれておいたけど、ここではもう少し詳しく話しをしておこう。

もちろん開かずの扉を開けてのことでまいちゃんには直接は関係ないかもしれないけれど、今から考えると、不思議な事が多すぎた一握りの時間が流れていた。

振り返ることおばあさんの亡くなる一週間前からそれは始まっていた。
ただしだいたいの時間を日にちを入れておくから、事実関係は前後している可能性がある。
記憶の限り忠実に再現して見ることにする。

後、残り7日間
朝目が覚めて、何かを感じた、何かな?なんて感じでそんなに大げさに考えずにいた。す

10:00急に方が重くなってきた・・・何故かな、きっと仕事のしすぎで方がこっているのかも。

11:30いきなり目眩がして座り込む、これは尋常ではないから、少し休もう・・・。

15:30頭の中は仕事をしているつもり間のに、インターネットでの検索に変なページが現れた。

21:00寝ようとするがなかなか寝付けない。

23:00急に体の中にへんな波長が活きずいて来た、「なんなんだ?」と考えるが分からない、でも、何か感じたことのある波長である、でも誰だろう?

後、残り6日間

朝、目が覚めているのに身体が動かない?何だろう、金縛りかな?でもちょっと違う、暖かい物に包まれている様なそんな感じがして、苦しくもなければ恐怖感もない、ただ、うごきたくないだけのように思う。

17:00水晶が何か反応しているのが伝わってくる。「???」
電話が来る、吉村さんからだ、お母さんが入院したとの事。
夜もういちどその波長を感じて見ようかなんて考えて見たけれどだめ。

後、残り5日間

朝からは何も感じない、夕方になって弱い波長だが、なにかが話しかけているのを感じるが不明、寝ている間に夢を見る、海の雄大な景色が夜明けとともにはっきり見えてくるゆめだ。

後、残り4日間

午前中に吉村さんから電話で、お母さんの様子を聞く、あまりにも深い悲しみに包まれている、お茶でもと誘い、出かけて行く事になる。
吉村さんに会って、水晶を見せてもらう。
お母さんからのメッセージが少しだけ刻まれていた、「ありがとう」と、それ以外は変な事になったな・・・。そんな感じで、私宛のメッセージだったこと今になって考えれば分かった。

昨夜からのメッセージは吉村さんへのメッセージで、吉村さんの水晶を通じて私に来ていた、パワーが感じ取れたのだろうと、考えるとつじつまが合う。

水晶に少しだけ私の波長を織り込んで、吉村さんに持ってもらうことにした、そうすると、そのメッセージがこちらにうまく伝わると考えたのである。

案の定おばあさんのメッセージは私にも読みとれる様になってきたのである。

後、残り3日間

電話で吉村さんと話しをして、もうすぐお迎えがくることを伝えて、色々な話しをする事になった何も波長がなくなってしまったので、不思議に思っていたが、そのうちにまた何か感じるだろうと無理しない事にしてこの日は終わる。

2日後にもう一度吉村さんに会う事を約束してもらった、無理矢理だったが、おばあさんからのメッセージを知りたかったので、「大丈夫です、明後日は何もありません。」と言い切って合ってもらう事にした。

後、残り2日間

朝6時頃何か異様な気配で目が覚めた。

11:00身体に何かのしかかってくるような感覚がおそってきた。

18:00身体に穴が空いているような不思議な感覚がよぎって、近いのかな?と感じる。

22:00身体が重くなってくるのが感覚的にわかり、明日こそはメッセージを感じる様にしなければと、とにかく休む事にする。

後、残り1日間

朝から何かそわそわして、落ち着かない。

昼に吉村さんと合える。

水晶を見るまでもなく、「明日ですよ。」とまず伝えて、今日は何もないから落ち着いてゆっくり心の準備をして下さいと伝える。
水晶を預かり、今度ははっきりと波長を感じることが出来るように、りずむを合わす事にした、今、このときから、おばあさんのメッセージを感じる事が出来るようになるはず・・・?でも、肝心の波長がない!

何でだろう?と思っていると静かな時のながれのなかで、無にならないといけないのかも、なんて思い出して早速会社に帰ってから、無に挑戦!そしてやっとのことで、波長を感じる環境が出来たと思った。でも何もない、なんで?

今から考えると当たり前な事、本人のおばあさんが私を知らない、でも様子伺いには来ている、そして私と吉村さんの関係を確認していった、それは間違いないことで、この人なら伝えてもらえると分かっているはず、そしてそのときがまだ来ていない事を、その時とは最後の一瞬の事、そのときにすべてがかかっている、その一瞬にメッセージを読みとる事が出来るかがかかっている、緊張しながら、浅い眠りの中で、色々な夢を見ている自分が分かる、こんな事も初めてで、夢を見ている自分を、自分が見ている、そしてその自分に向かってがんばれ!なんて声をかけているのだから不思議を通り越しておかしいの世界だ、でもそのおかげで、確かに伝わるメッセーッジがあり、そのことは吉村さんには後日伝えて、色々な事を、またお願いしたのも事実である。

「何かを言わざるや」

その言葉の中には優しさあふれる物があり、生きる者への伝えなければならない思いがこもっている。

繰り返すようだが、優しさの中に強さがあり、伝えたいことが本当はもっとたくさんあるはずなのに、ほんの少しの言葉、どうでも良いようなことが並んでいる様に思う、でもだからこそ、言葉に出来ない思いが隠されている様な気がしてならない、実は前の章でのお母さんの言葉は相当かみ砕いて、私なりにアレンジしている。たぶんこうだろう、こう伝えたいのだろうと、感覚的に波長の伝える者を簡単に言うと翻訳したようなもの、本当はどうなのか、やっぱり「ありがとう」の言葉が一番この場合は合っているように思う。この言葉を残しておきたかった様に感じる、生きていたいと願う気持と、願う気持ちのはざまで何を感じたらいいのだろうか。

思いもかけない時に、自分の「死」を自覚する。

     

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