石長松菊園・お宿いしちょう 許せぬ罪

いきなりいしちょう首になった悔しさに裁判をしました!
職場復帰の約束を守ってもらえず、いきなり電話一本で首でした。

2020/04/17

2020年04月17日 | 裁判
 
最初の写真懐かしい。
 

さっき何気なく見た編集ページに2000の文字が見えた時、えっ!って感じで目を疑ってしまいました。

もう2000日も過ぎいていたのがと、そして2000日も続いているのかと、自分の執念深さにも驚いていました。

 

最初のころにはなんで私が嘘をつかれてまでやめさされたのか、その事が悔しくて仕方ありませんでした。

 

でも、総務部長と課長の前で辞めますと言って退職届を出している事実がある以上、ちょっと難しいかもしれないという中、裁判で戦って、玄関での抗議行動で戦って、近辺のビラまきで戦って、道を探して行くうちに、京都ユニオンのみなさんや弁護士の塩見先生のおかげで、和解金かな解決金と言うべきかもしれない形でこちらの要求おりの金額で話がついたのが決着でした。

塩見先生の話では判例にはならなかったが例として退職届が出されてからのこのようなそれが無効になるのと同じ効果があったのは異例で、みんなの力があったからだとおっしゃっていました。

 

よかったのかどうか分からないのではありますが、生活があるから、の言葉でしかありませんでした、現実退職金からすると100倍に近づく金額だからでしょうか、これでよかったと思うようにしています。

 

 

あれからはまだいまだに恨みつらみを並べているのですが、気のすむまでやってゆきたいと考えています。

よかったらおつきあい下さい。

今の連載を終えたら、団体交渉のところの文章を掲載しようと準備をしています。(乞うご期待)

 

でも、ひとえにこんなに続いてこれたのもご購読いただいている皆さまのおかげでもあること、最後になりますが感謝いたしております。

本当にありがとうございました。

感謝

 




 

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「新しい巡り会い」 「物語」12

2020年04月16日 | 物語

 

大きな事が起こったのはその後だった。

まいちゃんの色々な問題がいっぺんに降り注いで来たように思える、今から思い出すと、、なんだかあっと言う間に過ぎ去ったような事でも、吉村さんにとってはそのときその時、一つ一つが大きすぎる事ばかり、シンナーに始まり、男に続き、・・・。

そんな大変なことが起きる中にあって吉村さんは、自分を捜す事を忘れなかった。

事あるごとにどうすれば良いのか、私に向かって話しているようで、本当はもう一人の自分に心の声で判断を、行き先を聞いていたのだとおもう、私に相談するときは、本当は結論が出ている、本当はこう思っている、と自分に確認をしたいと思いで、電話を掛けてきたのだろう。

まいちゃんと話すときも同じで、自分では自身がないから、誰かの後押しが欲しい事がいっぱいあったはず。なのに本当の自分を見つける為に、私の言うことを聞き漏らさないように一生懸命に聞いて、そして私が言うように実行した、結果は今のまいちゃんがよーく分かっているはず!ですよね。

ただ、すべてがそうなるようになっていた訳ではない事を知って欲しい、一つ一つの出来事には,理由があると言うことが一つ、それに対してどうするか色々な道が用意されていること、選んだ道は一方通行で後戻りが出来ないこと、そしてそのすべてを、自分が決めないといけない事、大変だろうと思うけど、この世に生きているものすべて、がそれをしている、命を与えられたそのときから、そのときがあるから今があることを改めて自覚して欲しい、むずかしい話しになってきたかも知れないけれど、今のこの文章を読むとき、お母さんに聞いて欲しい、もちろん私にでも良い、ただ、分からないから聞いて答えは出ない事を分かって欲しい、何が一番自分にとっては大切なのか・よーーーく考えて欲しい。

いかに大切な物を何かな?なんて考えても、本当は自分が一番大切だと応えてくるのは分かっている答え、でも、もう一歩先を考えて欲しい、自分を大切にするのは当たり前、その当たりまえの先に何があるか?この話しは、もう少し先にしようと思う。

ところで、話しの中に、段々と複雑で理解しがたい物が出てきて何言っているの・なんて事になるといいけないから、くだけた話しにして行くことにしたい。

 

ある時、こんなことがあった、いつも吉村さんの健康も含めて、身体のリズムを見ていた、何かあったら大変なんて思っていた矢先の出来事、突然かかってきた電話の向こうでは、吉村さんが泣いている、

胆石が出来た、手術をしないといけない、どうすればいいのだろう、と言う電話。

なんともはや、なんとかしてほしいなんて言ってもお医者さんでもない私に出来ることは、大丈夫ですよ、なんて声をかけるくらいしかない、水晶で出来ることをもう一度考えて見る事にした。

1,人の波動を調整し、活性化してくれる水晶

2,持っている人にだけ、パワーを集めて細胞の活力と組成に波動を送る。

3,人によって、合う水晶と会わない水晶がある。

4,波長と波動は自分でなんとかなる。

5,今、吉村さんは水晶を持っている。

6,水晶は、生きている。

7,今までの流れの中で、吉村さんも水晶を信じている。

8,吉村さんも助けて欲しいと願っている。

9,吉村さんは女性である(女性の方が波動を読みやすいから・後で分かったこと)

10、今までの生活の中で、リズムをつかみかけている。

なんて色々な事が無二なって感じたら出てきた。

 

決心して新しい水晶を買ってもってもらう事に、水晶は水晶でも紫水晶で、これによってどうなるかなんて考えている暇などなかった

 

数日後手渡していた水晶は一世一代の水晶、今までそんな大それた病気を直すなんて、まして胆石を消してしまうなんて、信じられない様な事をしようとしている、最初は、手術をして健康な体をと言いたかったけれど、何かが私を動かしていた、何かは分からない間でも、うっすら見えるような気がしているのがそのときで、私にとっては一か八かの勝負をかけているようもので、ただただ、水晶にパワーを送り込むだけの毎日で、かれこれ一ヶ月くらいかな、突然の電話で、「なくなった!!!」なんて言われた時は、どんなにほっとしたことか、そして自分を信じて自分以上に水晶を信じて、そして何よりも水晶を持っていただいている人たちを大切に思いを込める事で、「なるようになる・なるようにしかならなし・なるようにしかならないならなるようにしてやる」そしてそのためには「無」が一番大切で、なるようにするためには、いろんな要素が絡んでいる事が分かった。

 

そしてその後すぐ、吉村さんの友達のしんちゃんの胆石も同じように消えてしまった事は語り継がれている、吉村さんだけだけどね、本当は内緒にして欲しい気持があっても、それを私は止めてはいけないと感じるから自然に任しているのだけど?!

 

 

 

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「貴方との出会い」    「物語」11

2020年04月13日 | 物語

 

 

吉村さんに合った(巡り会ったのはひょんな事からです、仕事の関係で猪俣のお母さんが一緒の職場で働いていたその毎日の繰り返しの中で、営業をして売り上げを伸ばそう!なんて営業の見本みたいな考えをおったてた!そこで紹介されたのが吉村様でございます。

最初は、営業の話しでおじゃまして

、「こんにちは!おじゃまします今度旅行のプランが出来ましたが、参加いただけませんか?」

なんて話しで訪問販売の見本みたいな営業をしていた、そして半年くらいしてからかな、「折角だからあがってお茶でも・・・。」なんて言葉に厚かましくも上がり込んでしまった。

それからは、色々な話しを聞くようになってきた、今の生活の事、特にどうしたら良いのでしょうか?

なんて事を、まいちゃんのこと、あすかのことなんかをね、でもなんか違った感じがしてならない、普通の人に感じられない何かがあるのか?なんて感じだしたのは、丁度知り合ってから4ヶ月した頃、まいちゃんと合う一ヶ月前、そのときに初めて水晶の事を話している自分を覚えている、ちょうど水晶の不思議な力を感じることが出来、目の前の、人の後ろの波長が感じることが出来だした頃かな?

そして、用意しておいた水晶を持ってもらうことに、信じてもらえてないのはわかっているけれど、何か衝動的な感覚がそうさせたのだ、と思っている、それでもって、たまたまの電話で近い内にこうなりますから、こうしておいて下さいね、なんて事を伝えるような事が繰り返されて行く事になり、決定的なのが、吉村家の泥棒事件かもしれない、夏のお盆に家族そろっての田舎への里帰り、確かまいちゃんは18歳だったかな?お盆で留守になる時の波長が乱れているのを感じたのは一週間前の8月7日くらいだったかな、伝えたつもりが何となく半信半疑で出発して田舎へ行ってしまった、私も本当にそうなるなんて信じられない部分もあるけど、あのときの波長はちょっと違っていた、結局はそのことが始まりみたいな物かな私にとって、波動を波長をパワーをコントロール出来る自信につながったのかもしれない、でも、不思議な事がある、吉村家の人たちの事は不思議と何でも伝わってくる様になって、なんか不思議、まるでミステリーサークルが私と吉村家の中で出来上がった様で、本当に不思議だった、答えは簡単だけど最後に伝えるように今はここまでにしておこう、そのうちに吉村と言う一人の人が中心に出来ているサークル(輪)の中で、水晶の活躍が始まることになる。




もうあれは7年になるだろうか、吉村さんのお母さんがなくなるその年のこと、何か異変があるような波動が伝わってきた、そしてまもなく電話での報告がそして入院が、そして静かな時の流れの中で、出来る限りの事を考えてみたが、寿命がもう残り少ない事を吉村さんの波長から読みとり、そのままを伝えなければならなかった、そのときに伝わる波長には色々なメッセージが織り込まれていて、私はその一つ一つを記憶しておくのに苦労したのを覚えている、「何かを言わざるや、何かを伝えざるや、そして何を求めざらんや。」そんなメッセージの中で伝わる波の弱さに時間のないこと、そして私が伝えなければいけないこと、顔も知らないおばあさんが、吉村さんの波調を使い、私に対してほんの少しでもメッセージを残しておきたいと願っている、そんなパワーが何か不思議な力で迫ってくる、なくなる前の夜なんかは寝られないほどに、その生きていたいと願う鼓動が伝わる、その時には体の中でなにかがうごめいているのを感じて、静かに私自身も「無」の世界で自分を取り戻すのに一踏ん張りした事、今だから話せる、まいちゃんにとっても大切なおばあさんで、本当におばあさんがいなければお母さんもいない、お母さんがいなければまいちゃんもいない、この世で繰り広げられる因果往訪のその世界は今を生きている事を感謝して、今を一生懸命に生きているからこそ自分の先祖に感謝が出来る事、少なくとも苦しい時の神頼みなんて事で本当に良いのか、もう一度自分に問いかけてみて欲しい、今この文章を読む頃は、まいちゃんは因果応報の世界を思いしっているときだと思う、母親になることが女にとってはどれほどの大役か、どれだけすばらしい物か、そしてどれほどの責任があるのか、かわいいだけの我が子では・・、なんて説教みたいになってきたからやめ。




今から考えると、やっぱり伝えたいことがたくさんあっただろうと思う、そしておばあさんのおかげで私は、一つの大切なヒントを得る事が出来た、そのことは後で話すとして、「明日ですよ。」と伝える時にはつらかったことは言う間でもない、何故かそう伝えて欲しいと波調の中に読みとれる物があったのだから、そしてその波動には、「ありがとうと。」伝えて欲しいと、付け加えられていた。

ここで、誰にも行っていない事でおばあさんからのメッセージに含まれていたことを話しておこう。

 

おばあさんの言葉通りに出来るだけ書いておきたい、折角「開かずの扉」を開けたのだからね・・・!

 

「むすめへ、いつも何時もありがとう、私に出来ることはまだまだあったのにね、今から思うとあのときあの人との事を何とかしておいた方がよかったかもしれないね、そうあの時、おまえが21歳の時に話しをしてくれたその人、何故か今思うとその方がおまえは幸せになっていたのかもしれないなんて思ったりしている、で今のおまえは、今の生活の中で自分なりの幸せを見つけて大切にして行く事を望んでいる事分かったからもういいよ、おまえが選んだ道なら、その道を進むことを後から背中を押してでも歩かせてやりたいからね。

まいは何とも大きくなったのは良いけどこれからの事は自分で進む道を見つけないといけないよ、なんだかこれからのおまえの事を考えると・・・。

あすかは今はだめでもいつかきっと変わる時がくるから心配してないから、強い意志を持つことだけを願っているけどね。

ただあんたのご主人さんをもう少し何とかしなければね、あんたも悪いとこ、きずいとこをなおして一生懸命に周りの世界を見て、自分の事本当に大切にして生活して欲しいと思っているよ。

おじいさんを残して、大変かもしれないけど私もいい加減疲れてしまったから、あんな人でも良い所もあるんだからね、朝の決まりきった庭に出ての大声出すのいい加減いして欲しいなんて思っていたけど、いいものかもしれないよ、夕食の時は何もしゃべらなくなってしまって、私がいなくなったらもっとしゃべらない癖がひどくなるかもしれないから、なんか楽しみを見つけてあげて欲しいと思っているけど、あの年ならなんか新しいことも始めないだろうからね、お前がが言ってくれたらなんか変わるかもしれないから、頼むよ。

それから、お前にに持っていて欲しい物を伝えておくから、後で聞いて欲しい、変な話しだけど、この人に伝えておくからね。」

 

なんてところかな、何かを読みとるって事がこんなに大変なんて、このときに私は初めて分かった。

 

信じられない出来事が・・・。

 

この後に

「オオキナヒント」

を掲載する事




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人生の不思議   「物語」10

2020年04月08日 | 裁判

 

 

山口さんとの再会は、突然の電話に始まったが、何となく予感めいたものは伝わっては来ていた。

もって帰られた水晶からのパワーが伝わってくると、何となく安らぎの中に優しさを持つ波長だったので、何となく今始まった水晶の役目がこれから迎える大きな、大きな大切な仕事が見えてきた。

 

京都駅であったのに、何故か北白川のとある喫茶店で話しが始まった。

「ありがとうございます、何と言っていいか、家内の意識が戻って何と言っていいか、今までの事をと言うより、過去の事をすべて覚えていましたし、私をみつめてありがとうと言ってくれました。」

「よかったですね・・・。」

「一番に貴方に伝えたくてやってきました、京都へ、貴方に会いに、そして聞きたくて。」

「聞かなくても貴方は答えを出している、そうじゃないですか?」

「・・・。   何故私の考えていることが分かるのですか?」

「貴方に預けた水晶が伝えてくれるのですよ、あなたが聞きたいこと、奥様が本当に大丈夫なのか、今までの黒魔術はこのままで良いのか、これからの生活で何か起こる可能性はないのか、なぜ、水晶で意識がもどったか?!知りたくて仕方ない、そんな顔してますよ。」

「分かりますか?!ズバリその通りです。」

「すべてを答えるには私はまだまだです、分かる限りは話しておいた方が良いと思います、よく聞いて下さいよ、一つ目に、何故?水晶で意識が回復したか?

水晶は生きています、生きている限り自分の与えられたお仕事を持っています、因果・因縁そんなふうに小さな物でもやっぱりこの世に生まれてきた限りは何かの役目を持っています、その役目をうまく合わすと言うか、分かりやすく言うと波長を合わしてやると、チャンスを作ることが出来、すべての物事のつじつまが合うようになります、「つじつま」って便利な日本語ですね、お互いの食い違いをなおしてやる、修正してやるとお互いの因縁・因果・パワーがうまく発揮される様になる、これも私には出来るときと出来ないときがあって、正直貴方の奥様に対しての自信は60%位でしかありませんでした、でも貴方の波長が感じ取れたので、大丈夫だろうと、後はあなたの波長と、水晶の波長を合わし、奥様の波長を少しだけ味付けしておきました、その水晶からのパワーは奥様に対して、たぶんいまのままでは貴方のお仕事は終わってませんよなんて語りかけたのでしょう、その波長の強さと優しさを貴方自身がコントロールしてくれた、貴方の声を聞いた奥様はきっと夢の中で、そうだ私の仕事をしなくちゃと、現実の世界へ意識が戻って来た、すると何時までも寝ていちゃいけない、なんて思われたのじゃないでしょうか、その仲介を水晶がしてくれただけ、それが水晶の役目なのですから、必要なパワーを集めて必要な物に伝える、またそのものが持っているパワーの波長を修正する、そんな事が水晶には出来るのではと、私はかんがえています、たまに水洗いをしてやるのは、私が感じて考えてしている事です、誰もがそんなこと嘘だなんて言うかもしれません、でも、お墓にお参りに行くと墓石を水で清め(洗っているのかな?)自分の心も清めている、そんな行いと同じなのです、そう思って下さい。」

 

 

「貴方にとっての黒魔術は私は良いともいけないとも言えません、貴方自身が決めることですから、いままでの出来事が黒魔術のせいだと考えないで下さい、奥様の事は、あまり関係ないと思います、呼び方が悪い黒魔術は損をしています。純粋に魔術なんてありません、白魔術なんて聞いても誰も知らないように過去をたどって調べていても、人間が創り出した物でしかありません、信仰は自由な日本だからそれで良いのではないでしょうか、人それぞれが心のよりどころを求めている、そして信じた物を大切にする、因縁・因果の中で生きている、でもそこで自分の事を、今を試されているなんて思ってみたらまた違った見方が出来ますよね、だからまず自分を知る事から初めて下さい、その為にも「無」が必要なのです、仏教教典やキリストの聖書の中にもヒンズー教の教典の中にも出てきますよ、みんなそう思っているのだと考えますただ気がつかないだけ、気づくのが遅いだけ、そして気づいても何のことだか分からない、じゃ、どうすれば良いの???なんてね、でも貴方は今気がついた、それで良いのです、今を大切に、今から始まっているのです、この世の中すべてが、自分に与えられた波をつかむのです、それが出来れば人生が新しい物に生まれ変わって見えるだけで小さいけれど、努力が必要でしょう、がんばって下さい。」

 

「ありがとうございます、あまり時間とってもいけませんので早々に、こんど京都に来たときにはもっとお話を聞きたいと思います、よろしくお願いいたします、それとここに心ばかりのお礼を用意してきました、どうか受け取って下さい、家内にもすべてを話したところ、是非にとのことです。」

 

「残念ながら私はお金儲けでしているわけでもないし、恩を売ろうなんて気持ちもありません、まして宗教でもない、ですからこのような大金は受け取れません、でも奥様がおっしゃる事も貴方の気持ちもありがたく感じるので、済みませんがたばこを一箱買って頂けますか、それが今の私には一番のプレゼントで、うまい一服をすいたいとおもいます。」

 

そんな感じで、黒魔術との因縁は流れて、ただそのときに感じ取った黒魔術の波動は今、ほかの人たちの寿命を読むために役立っている・・・。

続く

 
ご講読ありがとうございました。

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「黒魔術」    「物語」9

2020年04月04日 | 物語



横浜から来たと言う人に出会ったのは、京都の祇園にあるお茶やさんのやっているバーである。

たまたま、その時に水晶の話しになったのだが、誰も信じないので冗談や酒の上での話しだとみんなが考えていたのだろうとおもう、私は酒に酔った勢いで、一人を指さし、貴方の家の間取りを書いてみましょうと紙と鉛筆をもらうと、さらさらと書きだした。

みんながのぞき込む中で、ほぼその通りの間取りであることが確認されると、みんながなんで?!って言っては私に質問する、そして見せ物じゃないからと二度とほかの人の部屋をのぞくことをしなかった、たった一つ除いては。



その人は、同じように面白がってこの出来事をみていて、突然話しかけてきた。

「私の職業が分かりますか?」

「私は占い師でも魔術師でもありません、ただ感じる物をそのまま伝えているだけです、貴方の職業が何かは分かりません、ただ、感じる波長は人に言えない何か大事なことをお持ちで、貴方にとっては

それが大切な物であると言う位いで、あとは分かりません、すみません。」

「いいえ、試しているのではありません、貴方の水晶がすばらしい輝きを放っているので、貴方がどんな人かなと思って聞いてみました、気を悪くしないで下さいね。」

「分かりました、私に出来るかどうか分かりませんが、貴方のお財布に入っている写真が貴方の奥さんの物であること、ついでにお札が27枚合計で入ってること、なんて言うことでどうでしょうか」

「本当ですか。」

と、その人は財布をだそうと背広のポケットを探し出した、がない様子で、首をひねっている。

「財布は鞄の中にありますよ。」

と言って、見ていると、本当に出てきた、それからがみんながその財布に注目、中に入っている物が本当に今言った物かが、一点に集まったみんなの考えで、そのことが今一番この場では大切な事になっていた。

その人は、財布からまず、写真を取り出してみんなに見せた、確かにきれいな女性がそこに写っていた、「あたしの家内です、でも今まだ生きています、入院はしてますが・・・。」

「惜しいけど、はずれ!なんてね!」と誰かが口走った、「財布の中に札が24万3千円入ってます。」

「あたりーー!」

なんて言葉が飛び交って、ざわざわとした空気が部屋中に一杯になって、私に注目が集まってしまった。

「どうして財布の中身なんか分かるのですか?」

なんて質問をされてしまった、

「どうして分かるのかではなくて、貴方の波長を感じただけなのです。」

「それで何でも分かるのですか?」

「分かりません、私の波長と貴方の波長が合った時にしか、その波長が何であるか、どうしたら合わすことが出来るのか、それも分かりません。」

突然、隣の客が私の財布も当ててごらんよ、と言ってきた。

「ごめんなさい、私は超能力者でもないし、普通の人そんなにあっちもそっちもなんてできません。」

「残念だけど、仕方ないか。」

なんて事でおしまい。




でも、横浜からのお客様は(横山さんとあとで分かる)何かひっかかるものがあって、数日後携帯に電話が入った。

これから会えないかと言う電話で、場所を変えて合いたいとの事、いいですよの返事にその夜横山さんと再会する事になった。

「何のご用でしょうか?」

「実は私に言って下さった、大切な物と言うことに、貴方に伝えておいた方が良いような気がしました、そして、貴方の力を借りることになるかもしれないので、お会いして誤解のないように説明をしたかったのです。」

「とくに何のことかまだよく分からないので、とにかく聞きます。」

「実は黒魔術と言う物があるのをご存じですか?」

「はい、知っています。」

「実は、その黒魔術を私は信仰しているのです、本来信仰している事を他人に話すことは禁じられています、が、貴方にはこのことを知ってもらってからでないと話しが進まないので、打ち明けました。」

「それで、わたしに何をしろとおっしゃるのですか?」

「この間お見せした家内のことなのです、実は家内にも内緒でしたこのことは、何時しか家内はこの黒魔術の事を知る事になり、反対に興味を持ち、のめり込むように入ってきました、そしてある日突然意識がなくなり、眠ったままの状態になってしまったのです、何が原因なのかも分からず、入院の中で医師との話しでも原因が分からないままになってしまい、息子と娘が母親の様子を見ていてくれて、私は普通に仕事をしています、貴方には申し訳ないのですが、私との連絡は携帯のみにさせていただければありがたいのです。」

「それで何を私はすればいいのですか?」

「貴方のその波長を感じる力があるのでしたら、家内の波長を感じていただき、何がどうなったかしらべてほしいのです。」

「待って下さい、私にそんな大それた事出来ません、それに奥さんにお会いしたこともないのに。」

「いままで、色々な人たちにも頼んで、家内の事を探っていただきました、でも誰一人家内をもう一度元へ戻すヒントになるような事が聞き出せなくて、今に至ってます、是非貴方の力で見ていただきたいのですが。」

「どうして私に出来るかもと考えたのですか?」

「財布の中の家内の写真をなくなられた奥様と、貴方は言われた、そのとうりです、あの場ではなにもいえなかったのですが、その通り、死んだも同然なのです、そして貴方は人それぞれの波長を感じ取るとおっしゃった、寝ている人間でも波長はあるはず、何か分かるのではと考え、貴方にすべてをおねがいしてみようとおもったのです、病院の先生と相談しました、家内の脳は安定している、時折夢は見ている様だがどうして意識が戻らないか分からない、もし借りにこの波長を理解できるとしたら、なにかの解決のきっかけになるかも知れない、と言っておられたのです。」

「貴方のおっしゃることは分かりました。でも一つだけ問題があります、貴方の心です」

「心とおしゃっても・・・?。」

「貴方の心を無にして下さい。無です、そう座禅をくんで無の境地に近づく・・。あれです。」

「やってみますか、貴方のおっしゃるとうりにします、ですから何かのヒントでもおねがいします。」

「では、ここでいいですか、今から貴方を通して奥様の波長を感じて見ます。」

「・・・・・・・・・・。」




静かな時が流れて、山口さんから何かの波が伝わって来た。

それはまるでか弱い子犬が雨に濡れて弱り切っている悲壮な、悲しい波長で今から思えば何でこんな波長があるの?!なんて言うほど、悲しい波長でした、そして一つの波をつかまえました、それは弱い波長ですがはっきりと何かを訴えていました。

「山口さん、今貴方の意識が奥様に届くように波長を補足しました、そして今度奥様に会うときに、左手にこの水晶を握って、右手で奥様の左手の小指を握って下さい、貴方の思いが伝わり貴方は何かを感じる事ができるでしょう、それが答えかどうかは分かりません、あなた方二人夫婦の事ですから貴方がどれだけ奥様の事を愛していらっしゃるか試される事になるとおもいます。その覚悟があるなら本当に奥様の為にとお考えなら、この水晶を貴方に譲ります。」

と言って、大切にしていた水晶をテーブルの上に置いて差し出した。

山口さんはじっと見つめていて、水晶を手に取り、

「ありがとうございます、明日早速やってみます、何があろうとこのご恩は忘れません。」

「あんまりたいそうに考えないで下さいね、本当にどうなるかは貴方次第、それから答えが見つかるかも貴方次第、これからの夫婦の生活も貴方次第、何か問題があったときは水晶を握って今みたいに無になって下さい、何か反応があるかもしれません。」

「お礼に何かしたいのですが」

「お礼なんていりません、貴方にとってよかったと思っていただければそれが私のパワーとして戻ってきます、そのパワーを私は頂きそのパワーによって導かれて行くのです。

「では、何か私に出来る事があれば言って下さい。」

「今はないです、これから先にお願いしないといけない事が出来ると思います、貴方の知っている黒魔術を私の波長が呼び込もうとしています、ですからそのときに改めてお願いをするとおもいます、もちろん、奥様の事が何らかの改善がみられて、貴方がこの水晶を信じて下さってからでけっこです、もしだめなら送り返してくださっても結構です、水晶を処分していただいても結構です、水晶の一生がその時にきまります、大切に持っていただいても結構ですが、これから先何年かして、水晶からの波長を感じたときは、送り返して欲しいとお願いするかもしれません、それと一つ、あなたが感じる時ほとんど満月に近い夜に水洗いをしてあげて下さい、貴方の黒魔術にはなんの影響もない水晶ですから、お願いします。」



「あなたの言われたとおりにします、黒魔術はご存じだと思いますが、人を呪ったり、殺したり呪いをかけるものではありません、人を救い人を戒め、人を導く事が出来ます、キリスト教と全く同じです、でも違うのは本当に入り込むと自分に何がおこるのか、どうしてそうなるのかが分からなくなるときが必ずきます、そのときに、貴方が言った、無が必要なのだと思います、そして公然としての布教などありませんし、伝えられるのも今はなく、話しにある黒魔術でしかなくなってきています。

違う宗教を信仰しても同じだと思いますが、結局は自分自身の問題で、いかに自分を磨くかなのだと思います。貴方に会えてよかった、宗教でもない、信仰でもない、貴方は貴方でしかなく、因縁を絡ませた相手には本当に安らぎを与えてくれる、何が不思議な人ですね。早速家内のところでやってみます、そして何かヒントを見つけてみます、ありがとございました。」

と、別れて3日たったとき、突然今から合いたいと電話が入った。

仕事も一段落していたので京都駅で会う約束をして、約束の場所に向かうことに、そして一つの物語を知ることになった。

 



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