おやじのつぶやき2

「おやじのつぶやき」続編。街道歩きや川歩き、散歩がてらの写真付きでお届けします。

武蔵野線「新座駅」~西武線「秋津駅」。その2。円通寺長屋門。城前橋。滝の城跡。再び柳瀬川。(「都県境を探ってみる。第8回目)

2022-12-22 13:12:45 | 都県境を探る

都県境でもある「柳瀬川」沿いに進もうとしましたが、土手上は通行禁止。来た道から武蔵野線をくぐり、西に向かいましたが、なかなか柳瀬川に近づけません。清瀬市内を歩くことに。

畑が広がる。

円通寺長屋門。

もとはかやぶきでしたが戦後瓦葺になおしました。
武蔵野平野部の長屋門は比較的小さいのですが、この長屋門は規模も大きく、柳瀬川・滝の城を背に、清瀬古道に沿って建っている白壁・板腰は目の姿はあくまで端正です。大扉の閂やくぐり戸のおさえ等に昔の工夫がしのばれ、基本的な使用目的が守られています。
円通寺の記録に「長屋門天保十五甲辰年十一月二十五日上棟再建」(一八四四年拾食宥傳の代)とあり、手直しはされていますが、この時建てられたものが今に伝えられているものと考えられます。(清瀬市教育委員会掲示より)

円通寺に通じる坂道。

                       のどかな里山風景?

けっこう遠回りして、やっと「城前橋」で「柳瀬川」に再び出会います。

上流を望む。

下流を望む。         

                武蔵野線の鉄橋が見えます。

※「城前橋」

  柳瀬川の北にある「滝の城」(跡)に由来している。

「滝の城」跡。

 柳瀬の城地区にある城跡で、台地の縁辺部を利用した多郭式平山城です。土塁・堀・櫓台が残り、本郭・二の郭・三の郭の内郭とそれらを囲む外郭で構成されています。内郭は大石氏が築造、北条氏と関係深い「障子堀(畝堀)」を確認したことから、外郭は後世に北条氏によって拡張されたと推測されます。
 戦国時代には、多摩西部と北関東の諸城を結ぶ「伝えの城」として重要な役割を担っていたようですが、天正18年(1590年)豊臣 秀吉による小田原征伐とともに落城し、以降は廃城となりました。
 現在、城跡の主要部分は、城山神社の境内地となっています。

(この項、「」HPより)

対岸は、所沢市本郷地区。

清瀬市側の土手を歩きます。久々の川歩きです。

流れもきれいで、のんびりと。

この付近の今昔。

                     1880年代のようす。太い破線が都県境。

                     2010年代のようす。

柳瀬川をはさんで、左岸側(北西)が埼玉県所沢市、右岸側(南東)が東京都清瀬市。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武蔵野線「新座駅」~西武線「秋津駅」。その1。柳瀬川。(「都県境を探ってみる。第8回目)

2022-12-21 19:55:26 | 都県境を探る

今回は、JR武蔵野線「新座駅」から西武線「秋津駅」まで。

「川越街道」から左折します。

前回、「新座貨物ターミナル」で途切れた「都県境」。この先から続きます。

       「清戸番所跡」付近。清瀬市旭が丘6丁目。歩く道が都県境で、背中側が新座市内。

           

都県境に当たる「柳瀬川」へ。

      「東京都下水道局清瀬水再生センター」。この向こう側が「柳瀬川」。

右手、柳瀬川沿いの、何面もグランドがある、大きな「清瀬内山運動公園」を回り込む。

真っ白な富士山(↓)が遠くに。

前回歩いた方向を望む。

さらに「関越道」脇を進み、

やっと柳瀬川にたどり着くも、新しい橋を建設中で立入禁止。やれやれ・・・。

「清瀬下宿ビオトープ公園」に寄り道。

「柳瀬川回廊」案内板。

柳瀬川沿いに歩く予定ですが、

                  

   

ここから柳瀬川に架かる「清柳橋」に出ます。

  

下流方向。

上流方向。

                 右から合流する流れは、「東川」。

柳瀬川

柳瀬川は狭山湖を源とし、清瀬の北東部にあたる所沢市との市境を流れ、新河岸川を経て荒川にそそぐ一級河川です。昭和30年代前半までは、柳瀬川流域の清瀬市をはじめとする近隣市町に田んぼや畑が広がり、流れる水は農業・生活用水として使われるなど、地域の人々の営みと深いかかわりをもってきました。また、「清瀬」という地名をもたらした川でもあります。

しかし、昭和30年代後半から経済の高度成長のなかで、ベットタウンとして宅地化が進み、家庭から出る生活排水を柳瀬川に流すようになってしまい、源流である狭山丘陵からわずか20キロ足らずにもかかわらず、ひどく汚い川となってしまいました。

その後、柳瀬川に清流を取り戻すため、公共下水道の整備が進められ、また、金山橋から下流にかけて遊歩道が設けられたり、金山調節池が整備されたり、最近では城前橋の架け替えが行われたりと、柳瀬川流域は、スポーツ・レクリエーションゾーンとして環境整備が進められています。金山橋から城前橋まで、水と緑が織りなすこの広い空間には、柳瀬川を軸として、野草、昆虫、野鳥など多様な生態が営まれています。

(この項、「」HPより)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

向島百花園。冬枯れの。それでも草花は元気に。江戸菊もまだ咲いて。

2022-12-19 20:13:47 | 向島百花園

今朝、東京も初氷。そんな悠長な状態ではない。新潟県。ものすごい大荒れ、大雪で大変な状況が続いているようです。

向島百花園は、薄曇り。冬支度の松とスカイツリー。

12月17日(土)の午後。

    左から、「春日」 「宿一本」 「星月夜」 「雲雀の夜」。

「雲雀の床」。

「遠見の桜」。

「嵯峨の光」(嵯峨)。

「肥後菊」。

      

           

かんつばき。

       

            スカイツリー。

そして12月18日・富士山。<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/4d/aaa374e35c083567f4774c98f9b92f41.jpg">

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隅田公園。冬の風物詩。ユリカモメ。芭蕉・伊勢物語。・・・

2022-12-18 13:45:22 | 向島百花園

本格的な冬の到来を告げるかのようなユリカモメが、隅田公園にやってきました。

赤いくちばしと脚が目立つ
白色が鮮やかなカモメ

全長40cm。冬鳥として、全国の河、河口、湖沼、海岸に至る水辺に来ます。赤いくちばしと足がきれいな小型のカモメの仲間で、水上に群がる姿は白い花が一面に咲いたようです。在原業平や和泉式部の古歌に登場する都鳥(みやこどり)はこの鳥で、東京都の鳥に指定されています。江戸時代には考えられなかったウォーターフロントは、ユリカモメの目にどう映っているのでしょう。何でも食べるたくましさを持っていて、そういえば東京都のゴミ捨て場の新・夢の島にも、廃棄物をつつく姿が見られます。日本を去る4月中旬頃には、頭が黒い頭巾をかぶったようになります。カモメ類ではいちばん内陸にまで飛来する鳥で、海岸から数10キロも入った川岸の街や牧草地でエサをあさったりしています。「ギィー」とか「ギュゥーィ」と聞こえる声で鳴きます。日本には主にカムチャッカ半島から渡って来ることが、標識調査の結果からわかっています。・・・名前は、入江(いりえ)のカモメ―イリエカモメがユリカモメに転じたもの、百合を当て字にしたもの、という説があります。
/塩にしても いざことづてん 都鳥 芭蕉/

(この項「」HPより)

塩にしても いざことづてん 都鳥 芭蕉

『伊勢物語』の「名にしほはばいざこととはむ都鳥わがおもふ人はありやなしやと」をパロディー化したもの。都へ帰る春澄に都鳥を塩漬けにしてでも持って帰ってください、というのである。塩漬けにされては都鳥もかたなしであろう。
 都鳥は冬の渡り鳥、ゆりかもめのこと。

延宝6年(1678)11月、芭蕉35歳の時の作。蕉風確立前の談林俳諧時代の作品。

『伊勢物語』第9段

なほゆきゆきて武蔵の国と下つ総の国との中に、いとおほきなる河あり。それを角田河といふ。その河のほとりにむれゐて、思ひやれば、かぎりなく、遠くも来にけるかな、とわびあへるに、渡守、「はや舟に乗れ。日も暮れぬ」といふに、乗りて渡らむとするに、みな人ものわびしくて、京に思ふ人なきにしもあらず。さる折りしも、白き鳥の嘴と脚とあかき、鴫のおほきさなる、水のうへに遊びつゝ魚をくふ。京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。渡守に問ひければ、「これなむ都鳥」といふを聞きて、
名にしおはゞいざこと問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと
とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり。 

       

他のカモメも混ざって。

           

                 

              

名残の紅葉。

                  

隅田川堤のサクラもすっかり葉が落ちて。  

向かいの隅田川にも、まもなくユリカモメがたくさん集まってくることでしょう。        

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ある日の猫たち。おとなしいアンズ、活発なソウタ。いろんなことに興味津々。

2022-12-17 13:35:27 | 我が家の猫たち

そのうち、ソウタが本棚の上に、床からトントン上がって。

それを見上げる、アンズ。

アンズの食べ残しをせっせと。

和箪笥の上のアンズ。

                 下から一気に上まで上がります。

上がれないソウタは見上げるのみ。

プリンタを使い始めると、

プリンターに興味あり。ソウタ。

プリントされた紙が出てくるのをじっと。

ガチャガチャという音に興味があるのか、用紙が出てくるのに興味があるのか。

         

今度は、カーペットに潜り込む。

 

 

          

蛇口から水を飲むソウタ。

                  満足顔?

得意じゃないアンズ。

北日本や日本海側と比べ、穏やかな天気が続いた東京地方も寒くなってきました。いよいよ冬本番。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする